2020年01月02日
コンテンツ番号2970
勇壮な音で新年を祝う
新春恒例の綴子大太鼓たたき初めが、1月2日(木)に大太鼓の館で行われ、4張りの大太鼓が大音響をとどろかせ、今年1年の安全と地域発展を願いました。
綴子大太鼓たたき初めは、大太鼓の館と物産館への誘客、施設での無事故や市の発展などを祈願するため毎年1月2日に行われており、この日は綴子上町・下町の大太鼓保存会、市、市議会、観光・物産関係者が出席したほか、地元住民や帰省客も含め、多くの来場者が神事を見守りました。
はじめに、神事が執り行われ、綴子神社の武内尊英宮司による祈とうのあと、4張りの大太鼓の前に設けられた祭壇に津谷市長ほか参列者がそれぞれ玉串を奉天し、今年の安全と地域発展などを祈願しました。
神事のあと、津谷市長は「本日は、令和で迎える最初のたたき初めとなる。昨年は各地でいろんな災害があったが、今年は災害がなく、皆さんが幸せに暮らすことのできる年になることを願う。一年のうち、上町と下町の太鼓が一緒に演奏するのは本日と太鼓まつりしかないので、楽しんでもらいたい」などと新年のあいさつを述べました。
続いて、上町・下町大太鼓保存会を代表して下町大太鼓保存会の鈴木祐悦会長が「昨年は東北楽天イーグルスに太鼓を貸し、球場が満員になるという嬉しい報告を受けた。いずれは、上町と下町の計6台の大太鼓が一堂に会する壮大なイベントが実現できればと思っている」などとあいさつを述べました。
このあと、上町大太鼓保存会が「輪打ち」と「二奴」、下町大太鼓保存会が「ぶっこみ」と「もみじ流し」をそれぞれ演奏。そして、両保存会による合同の「街道下り」が威勢よく打ち鳴らされ、雷鳴のように響き渡る大太鼓の音に来場者から歓声が上がりました。
たたき初めのあと、ふれあい太鼓体験が行われ、帰省中の家族連れなどが保存会会員の手ほどきを受けながら、長さが1メートルもあるバチを使って実際に大太鼓を叩いてみたり、記念撮影をするなど楽しんでいました。