2012年11月28日
コンテンツ番号2335
女性の元気が地域の元気
(2012.11.28)
北秋田市男女共同参画社会づくりフォーラムが11月28日(水)、市交流センターで開催され、参加した約100人が男女共同参画社会づくりについて理解を深めました。
このフォーラムは、政治、経済、文化など社会のあらゆる場面で男女の公平性を保ち、多様な考え方を取り入れた社会形成を推進するため、楽しみながら男女共同参画社会づくりについて理解を深めてもらおうと『ともに築こう北秋田市の未来・女性の元気が地域の元気』をテーマに市の主催で行われました。
はじめに、北秋田市市民生活部・畠山正部長が「昨今の日本は少子高齢化が進んでおり、当市も例外ではありません。そのような社会に対応していくため、仕事と生活の調和を図ったワーク・ライフ・バランスの実現をはじめ、産業や地域活動への女性の参画拡大など、仕事も家事も男女が共に取り組む社会づくりの推進や政策や方針を男女が共に決める社会、男女がそれぞれ認め合い、差別や暴力のない、思いやりのある社会づくりを推進していかなければならない。この機会に地域活動への女性の参画の必要性について皆さんで考えていただきたい」などと主催者を代表してあいさつ。この後、北秋田地域振興局総務企画部・飯塚政範部長と秋田県北部男女共同参画センター・田畑薫センター長が来賓のあいさつを述べました。
続いて、能代市上町自治会・能登祐子会長が「勇気と実践からうまれるもの」と題して講演を行いました。
能登さんは、今まで上町自治会の役員には女性がいない状況から役員に入り、自治会長を務めてからは、様々な事業を行ってきたことを紹介しながら「女性が何かを始めるというのは、たいへん勇気がいること。しかし、その先には新しいことがあり、新しいものが見えてくる。自治会長を務めていて、祭典等しきたりで男性でなければできないこともあるが、それはそれと割り切って役割を分担すれば問題はない。活動を成功させるには、多くの人と連携し継続すること、そして、何よりも男性がそのことを認めてくれるということが、一番大切なことだと思っている」などと話し、参加した皆さんは能登さんの話をうなずきながら聴講していました。
講演の後は、生活課職員による朗読劇「とある自治会の総会風景」と題した寸劇が披露されました。自治会で新たに自治会長を選ぶ際に『自治会長を女性にしてみてはどうか』という場面を、方言交じりのセリフで演じ、あまりにも現実味のある言葉のやり取りに会場からは笑いが起きていました。
休憩をはさんでからは「地域活動への女性の参加と参加について」と題してのグループ討議が行われ、これまで聴いた講演と朗読劇を基にそれぞれのテーブルで、自分の感想を出し合いました。
引き続き行われたパネルディスカッションでは、コーディネーターに秋田県立大学木材高度加工研究所の渡辺千明准教授、パネリストに講師の能登さん、北秋田市連合婦人会の中嶋洋子会長、ふれあいショップひまわりの三浦以志子さん、秋田北鷹高校PTAの佐藤勝幸会長の4人が務め行われました。パネリストの方々の活動を発表のほか、会場の参加者らもグループ討議での話し合ったこと等を積極的に発言し、集まった参加者は男女共同参画について理解を深め合いました。