2012年10月09日
コンテンツ番号3721
安全で安心なまちづくりを
(2012.10.11)
全国地域安全運動に伴う出発式が10月11日(木)、北秋田警察署で行われ、地域の安心安全を守る防犯活動が始まりました。
この運動は、地域安全に資する関係機関・団体及び警察が、地域安全活動をさらに強化するとともに、相互間の連携を図り、安心して暮らせる地域社会の実現を目的に全国的に行われています。
この日の出動式に参加したのは、北秋田市防犯協会、北秋田地区防犯指導隊連合会、青色防犯パトロール団体、安全安心パトロール隊、高齢者安全安心アドバイザー、鷹巣地区及び森吉地区の少年保護育成委員など、北秋田市と上小阿仁村から8団体が参加しました。
始めに全国防犯功労者並びに秋田県防犯功労者の表彰が行われ、個人4名と1団体に表彰状が手渡されました。
続いて、北秋田市防犯協会の佐藤重光会長と北秋田警察署の高橋豊署長があいさつを述べ、そのうち佐藤会長は「防犯件数は全国で10年連続、秋田県においては11年連続して減少しており、防犯活動に携わってきた一人として、地域の長年の活動が報われたような気がして、大変嬉しく思っている。しかし、最近も子どもの誘拐や殺害などの事件が相次いで報道され、まだまだ私たちに安心を与えてくれる世の中ではないように感じている。私たちは先祖代々からの土地を引き継ぎ、この地域を守ってきましたが、いづれ次の世代にこれを引き継がなければなりません。子どもや孫に誇りをもって引き継ぐことができる郷土を創り上げることも私たちの務めと思っている。地域住民による地域安全のための安全パトロールが、住民から自発的に生れるような安全安心なまちづくりを目指し、今後も皆さんと手を携えて頑張っていきたい」などとあいさつしました。
次に来賓の津谷市長が「日頃より皆様には、防犯パトロールや児童の登下校時の見守り、声かけ活動などを通じ、地域の安全安心の確保にご尽力いただいていることに、心から敬意を表します。最近の犯罪は子どもや女性、高齢者といった社会的に弱い立場にある方が被害を受ける事件が多発しており、身近な所でも携帯電話に関わるトラブルや、高齢者を対象とした利殖勧誘詐欺の多様化など、日常生活を脅かす様々な事案が発生しています。 こうした犯罪被害を未然に防ぐためには、地域住民の自分の安全は自分で守るという防犯意識の啓発や行動の習慣付けはもちろん、日頃から声を掛け合うことで不審者が入ってこられないような地域をつくるといった、地域全体での防犯活動が大きな力になります。北秋田市としましても、今後も皆様や関係機関と一丸となり、安心で安全なまちづくりを推進していきますので、皆様にも引き続き地域に活動の輪を広めていただき、住民の安心と安全の確保にご尽力くださるようお願いします。この全国地域安全運動を契機に、安全安心なまちづくり活動がより一層推進されますことをご祈念申し上げます」などと激励のあいさつを述べました。
最後に、北秋田地区防犯指導隊連合会の畠山東隊長が決意表明を述べ、その後、参加者はそれぞれパトロール車両に乗り込み、畠山隊長の号令で警察署を出発。各地区に分かれパトロールを実施しました。この運動は今年度10月11日から20日の10日間実施されます。
全国防犯功労者 防犯栄誉銀賞
辻 利一 氏(北秋田市防犯協会 阿仁地区 顧問)
秋田県防犯功労者 防犯功労者
中澤 鐵藏 氏(北秋田市防犯協会 合川地区 事務局長)
関口 博 氏(北秋田市防犯協会 森吉地区 監事)
武石 新太郎 氏(上小阿仁村防犯指導隊 副隊長)
秋田県防犯功労者 防犯功労団体
あけぼの町子どもと高齢者の安全を守る会