2012年10月12日
コンテンツ番号2289
秋田北鷹高校 家庭クラブ
(2012.10.12)
平成24年度秋田県高等学校家庭クラブ連盟研究発表大会で優秀賞を受賞した県立秋田北鷹高校(佐藤英樹校長、生徒数766人)家庭クラブの部員ら6人が、10月12日(金曜日)に市役所を訪れ、虻川広見副市長に受賞を報告しました。
受賞報告に訪れたのは、部員5人と同クラブ担当教諭の6人。また、同校家庭クラブが優秀賞を受賞するきっかけとなったバター餅の研究を支援する秋田大学北秋田分校と市教育委員会生涯学習課の担当職員も同席しました。
同研究発表大会は、10月1日に潟上市の秋田県総合教育センターで開かれ、秋田北鷹高校の家庭クラブは「発見! 古くて新しい北秋田の味プロジェクトVol.1〜バターの香りに包まれて〜」と題して、テレビ放映をきっかけに今年の春から人気となっているバター餅について、材料や味付けの工夫、衛生面での課題など、バター餅の研究を重ね新商品の醤油バター餅の開発に至るまでを発表したもので、最優秀賞に次ぐ優秀賞と特別賞を受賞しました。
秋田北鷹高校の家庭クラブは、今年の4月に創部したばかりの新しいクラブで、1年生5人が入部しています。6月23日には、人気のバター餅についてルーツや人気の秘密を探りながら研究活動や体験学習を行おうと、秋田北鷹高校と秋田大学北秋田分校、市教育委員会が連携して「発見!古くて新しい北秋田の味〜秋田北鷹−BMプロジェクト」が立ち上げられ、商品開発に向けた取り組みをスタートさせました。
プロジェクトで部員たちは、市内の牧場でバターづくりを体験したり、バター餅の材料である砂糖やバター、卵の配合を変えたり、また味噌や醤油を入れた新しい味付けに挑戦するなど様々な実験を重ねてきました。その結果、一番おいしくできたのが醤油で味付けした「醤油バター餅」でした。8月には秋田北鷹高校などを会場に行われた、第1回全国高校生地方鉄道交流会では、部員手づくりのバター餅が振る舞われ、全国から集まった高校生に好評を得ました。プロジェクトで完成した醤油バター餅のレシピは、市川部長から虻川副市長に手渡されました。
市川部長は「皆さんの協力のおかげで、優秀賞と特別賞をいただくことができました。本番では、練習以上に充実した発表ができました。また、初出場でしたが賞をいただけたこともうれしかったです。発表の中にもありますが、これから麹(こうじ)についての研究をして、北秋田市の活性化に貢献できたらいいなと思っています」などと報告しました。
虻川副市長は「優秀賞と特別賞の受賞おめでとうございます。バター餅協会でも話をしましたが、いただいた醤油バター餅のレシピをもとに、10月20日と21日に行われる市産業祭で醤油バター餅を販売してみたいと思います。また、日本バター餅協会では、秋田北鷹高校に、日本バター餅協会秋田北鷹支部、あるいは秋田北鷹研究所として看板を飾れるよう高校に打診したい考えです。今後も皆さんには、部活動の中でバター餅に関わり合うような活動もしてもらいたい。高校生の若い発想で活動を充実させて成果をどんどん出して、いいアイディアでいい物ができた時には、それをきちんと製品化して販売していくところまで進めていきたい。バター餅にかける青春ということで、今後の皆さんの活躍を期待しています」などと受賞をたたえました。