2012年10月17日
コンテンツ番号2286
第27回全国臨書摸刻展で2人が入賞
(2012.10.17)
北秋田市篆刻同好会(鎌田幸蔵会長)の皆さんが10月17日(水)、市役所を訪れ、津谷市長に第27回全国臨書摸刻展(心芸墨美作家協会主催)で、2人の作品が入賞したことを報告しました。
第27回全国臨書摸刻展は、9月28日から30日に埼玉県さいたま市で開催され、全国から約300点が出品。北秋田市からは摸刻「印」に3点が出品され、心芸墨美大賞をはじめそれぞれが入賞しました。
臨書摸刻(りんしょもこく)は、中国などの著名な人が彫ったハンコを手本にして、青田石(せいでんせき)と呼ばれる中国産の柔らかい石などを印刀(いんとう)と呼ばれる道具で彫り、手本と同じハンコを作成します。また、同好会の名前に使われている篆刻(てんこく)は、印章を作成する行為で、中国を起源としており、主に篆書を印文に彫ることから篆刻と言われます。
この日は、一般の部で心芸墨美大賞と招待審査員特別賞(田宮文平賞)を受賞した藤島恵美子さん(53歳、綴子下町)と、学生の部で中国大使館賞を受賞した藤原歌生さん(秋田北鷹高等学校1年)、篆刻同好会の会長はじめ会員の皆さんが報告に訪れました。藤島さんは4年連続、藤原さんは2年連続の入賞です。
始めに鎌田会長が2人の入賞を報告。今回の受賞について藤島さんは「出品は今回で5回目。最初は佳作からのスタートでしたが、今回は最高賞ということで自分でも驚いています。これからも精進して良い作品を作りたい」などと、藤原さんは「素晴らしい賞を受賞できて嬉しく思っています。でも、この受賞は私一人の力ではなく指導してくれた人たちのおかげ。来年はもっと上を目指したい」などと感想を述べました。
報告を受け、津谷市長は「入賞おめでとうございます。今年も素晴らしい作品を見せていただき、ありがとうございました。これを機に多方面に渡りご活躍されることを期待しています。これからも頑張ってください」などと祝福しました。
北秋田市篆刻同好会は、平成16年に発足し8年目。現在15人の会員が在籍し、第2木曜日と第4日曜日の月2回、中央公民館で活動しており、制作した作品は文化祭への出展や公民館のロビーに展示するなどしています。