2012年10月29日
コンテンツ番号2253
鷹巣南学校中田紫乃さん
(2012.10.29)
第9回アジアユース女子バレーボール選手権大会に全日本メンバーとして出場し優勝した鷹巣南学校3年の中田紫乃(しの)さんが10月29日(月)、市役所を訪れ、津谷市長に大会結果を報告しました。
この日訪れたのは、中田さんと同校の柴田保校長、同校女子バレーボール部の三澤恵子監督の3人。市教育委員会学校教育課の山本英幸課長も同席しました。
中田さんが出場した、第9回アジアユース女子バレーボール選手権大会(2年に1度開催)は、10月12日から10月20日までの9日間、中国四川省成都市で開催され、アジア圏から13カ国の代表チームが出場しました。出場資格は、1996年1月1日以降に生まれた選手としていて、全日本メンバー12人中11人は高校生で、中田さんは唯一の中学生選手として選ばれました。中田さんは身長178、1997年7月生まれの15歳。
試合は、A、B、C、Dの各組で1回戦総当たりのリーグ戦を行い、日本はB組のオーストラリア、イラン、インドと対戦し、いずれもセットカウント3対0で勝利しB組1位で通過。1−8位決定予備戦でも韓国戦、チャイニーズタイペイ戦ともにセットカウント3対0で勝利し、クオーターファイナルのホンコンチャイナ戦、セミファイナルの韓国戦でも1セットも落とすことなく勝利し、決勝に駒を進めました。
決勝の対戦相手は、強豪の中国。第1セットと第2セットは日本が連取、第3セットは23-25で中国に取られましたが、第4セットを25-18で日本が取り、セットカウント3対1で見事勝利を飾り、日本は大会4連覇、5度目の優勝を果たしました。日本は、同大会上位4チームに与えられる、2013年の世界ユース女子選手権(タイのナコンラチャシマで開催)の出場権を獲得しました。
中田さんは、リーグ戦から決勝までの8試合全てにおいてスターティングメンバーとしてコートに立ち、決勝でも重要な場面でサーブポイントやスパイクなどを決めて活躍し、日本の優勝に大きく貢献しました。
報告に対し、津谷市長は「アジア大会優勝おめでとう。久しぶりにうれしい話題で、今回の中田さんの活躍は北秋田市としても鼻が高いです。この若さで日本を代表して、文化の違う国の人たちと戦い、その中で自分の持っている力を出して国際大会の金メダルを獲得することは、とてもすごい事だと思います。これから世界を目指すのであれば、英会話など語学力が大事。学業もバレーボールもどんどん色んなことを吸収して、大きく育ってほしい。応援していますのでがんばってください」などと祝福しました。
柴田校長は「国際大会で金メダルを獲得した中田さんの活躍に、私たちは心が熱くなるものがありました」などと称えました。
中田さんは「決勝の相手中国チームは、平均身長が187もありました。日本は平均175。その中でもセンターのポジションの人は199もあり、とても驚きました。今回の大会では、世界に通用するプレー、通用しないプレーを肌で感じてくることができました。サーブでは相手を崩すことができたし、スパイクも速いトスに挑戦して、タイミングを助走で変えたりして打つことができたのでよかった」などとアジア大会の感想を述べ、「来年の世界選手権にも出られるように更に練習をがんばりたい。将来は、プロのバレーボール選手になって全日本に入りたい」などと抱負を述べました。