2012年09月03日
コンテンツ番号2238
行政評価制度を導入
(2012.9.3)
津谷市長の定例記者会見が9月3日(月)、市役所で開かれ、9月定例議会に提案予定の条例案や補正予算案の概要、行政評価制度の導入などについて説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
市議会9月定例会について
平成24年北秋田市議会9月定例会を9月10日に召集することにしました。 今定例会には、上位法の改正に伴う条例案3件、予算案4件、単行議案1件、報告4件、認定24件の計36件の提案を行うことにしています。予算案では、一般会計の既定の予算5億18万9千円を追加し、総額を204億5,660万6千円としています。
また、歳出の主なものは、
- 7月15日と16日に発生した豪雨災害の復旧事業として、農業施設災害復旧事業が3,043万9千円、林業施設災害復旧事業が1,350万円、公共土木施設災害復旧事業が421万円の合計8,603万9千円
- 大館能代空港の搭乗率が低下する12月から3月までの冬期間の利用促進対策として、片道2,500円を助成する大館能代空港運賃助成事業として600万円
- 統合合川小学校建設用地の購入費として5,283万2千円
- バター餅マップやゆるキャラ制作にかかる経費を日本バター餅協会に助成するものとして84万円
などを計上しています。
行政評価制度の導入について
市では、この度、厳しい財政状況を乗り越え、山積する課題を解決していくための手段の一つとして、株式会社日本能率協会コンサルティングと、8月中旬に行政評価制度の構築に関わる業務委託契約を締結しました。本年度は、委託業者の指導や支援を受けながら、「本市に適した行政評価制度の設計」や具体的な評価方法などを学ぶ事としており、そのスタートアップとして、8月下旬に、私はじめ幹部職員を対象にした「行政経営者研修」を行ったところです。今月上旬頃からは、医師や消防士などの専門職員を除く全ての一般職員を対象に「行政評価基礎研修」を開催し、行政評価制度の基礎を学ぶことによって、制度の正しい理解と職員意識の高揚を図ることとしています。今後の予定としては、内部評価の試行及び検証を重ねるとともに、外部評価を行うための組織づくりや委員の研修・演習を行いながら、次年度以降の本格的な実施に向けた手法の確立を目指していきます。
その他
首都圏へのPR活動について
9月28日から30日にかけて、今秋のプレDCの開催に向けての首都圏集中キャンペーン「あきた食彩ウィークin東京」が秋田県主催で開催されます。期間中はJR上野駅や有楽町駅前広場において、キャンペーンイベントが開催されますが、市からは、29日と30日に行われる「ふるさと秋田まつりin有楽町2012」への参加を行うこととしており、バター餅をはじめとする市特産品を大いに売り込みながらPRを行う予定としています。また、30日には友好都市である三鷹市でも「三鷹の森フェスティバル2012」が開催されます。会場では、「全国都市緑化フェア」も開催されるとのことで、多くの来場者が見込まれることから、観光と物産のPR効果を大いに期待しています。さらに、同じ日には、とれたて村がありますハッピーロード大山商店街が行う観光ツアーとして、10人の方々が当市を訪問され、森吉山や太平湖観光をはじめ、野菜や果物の収穫体験なども予定されています。このようにあらゆる機会を積極的に生かしながら、首都圏はじめ県外の多くの方々に北秋田を知っていただき、ファンになっていただくことで、さらなる観光客誘客を図っていきたいと考えています。
秘密のケンミンSHOWの放送について
現在の北秋田市のバター餅の盛り上がりの大きなきっかけとなった、日本テレビ系列で放送されている「秘密のケンミンSHOW」の取材が先月の21日に行われ、「前回の放送の続編」として、9月27日午後9時から放送されることとなりました。今回は、前回の放送からの反響の大きさと日本バター餅協会の設立やバター餅の里宣言の経緯等のインタビューや、協会の皆さんにも参加していただき、取材されていますので、ぜひともご覧いただきたいと思います。人気テレビ番組の影響力の大きさは、前回の放送で大いに実感しているところでありますので、今回の放送もさらに大きな追い風として、引き続き北秋田のバター餅のPRもさることながら、北秋田の知名度と好感度アップにつなげていきたいと考えています。
主な質疑応答
秋田八幡平クマ牧場の熊の全頭受け入れについて。
秋田八幡平クマ牧場の熊の今後について、県が苦慮しているようなので、全頭受け入れを検討しましょう、ということを先月の移動行政懇話会で市民の方の質問に答えました。その後の知事の記者会見の報道を見ていると、北秋田市と協議したいとしているが、現段階では具体的に動きはありません。
佐竹知事が北秋田市に支援したいと発言されたことについて、どのように考えているか。
移動行政懇話会でも話しましたが、秋田八幡平クマ牧場の熊は、現在、県で餌代など予算計上して管理しているようだが、こちらから積極的に熊をほしいという話ではなく、今後熊がもし殺処分になると秋田県のイメージが非常に悪くなると思うし、同じ秋田県内で近い所に熊牧場という施設を持つ北秋田市が、知らないふりをするわけにはいかないと思う。ただ、現状では熊27頭全部を引き受けるのは厳しいので、県とか国とか色んな団体を含めて応援や支援をいただける状況でないと難しいが、そのような条件整理ができれば、北秋田市としては受け入れてもいいという話です。
政府が赤字国債法案の成立する見通しが立たないということで、明日支出予定の地方交付税の交付が延期になるかもしれないが、その影響と対策は。
具体的に連絡はきていないが、報道によると、政府は市町村に迷惑は掛けないようにするとういことなので、それを期待しているところ。交付の時期が多少遅れる程度であれば問題無いが、交付額の減額や大きく遅れるようであれば影響が出てくる。影響を強いて言うならば、資金繰りの悪化。近いうちに情報が入ると思うが、今はそれを待っているところ。
市長選についてどう考えているか。
ニュートラルな状態。どうするか研究している状態。
地方交付税の交付について遅れや減額されるかもしれないということに関して、そういう事態を招いた政府や国会への注文は。
国民方々そして特にこういう地方であれば、今何が必要なのかということを、もう少し国政の場で真剣に考えてもらいたい。あまりにも政局がらみで物事が動きすぎで、国民にとっては一番不幸なこと。