2020年01月11日
コンテンツ番号2966
筆に今年の願いを込めて、新春を祝う
1月11日(土)、市民ふれあいプラザでは、北秋田市新春書き初め大会が開かれ、正月を祝いました。
この新春書き初め大会は、市内の3つの書道教室が中心となった香風書道連合会が開催しているもので、今回が3回目となります。
開会にあたって、来賓として、北秋田市芸術文化協会の石郷岡会長が「最近は、パソコンが普及し、直接字を書く機会が少なくなった。文字は書いて覚える部分が大きい。日本の文化でもある。今日は、そういう意味でよい機会」などとあいさつ。
そして、書き初めでは、正月らしい「おもち」、「きぼう」などの文字や自分で選んだ言葉を、書き初め用の半紙に向い、何回もこころ行くまで筆をはしらせていました。
今回、何十年ぶりに筆をもったという藤嶋さんは自分で書き上げた作品を前に「まだまだであるが、80歳を過ぎ、この年になって筆をもってかけたのはとてもうれしい」などと感想を述べていました。
書き初めがおわると「ほっと息ぬきティータイム」と称して、ボランティアグループによる抹茶や和菓子の体験も。
大会の後半には、秋田書道連盟活性化委員の大黒禾苑(かえん)先生らによる書道パフォーマンスが披露され、その筆運びや力のいれようなどを真剣な眼差しで見ていました。
最後に行われた、参加者全員による一筆リレーは、一人ひとりがその題の一画を描くもので、「新春」「賀正」、「令和」などの文字を、先生たちの指導のもと、一筆一筆をつなぎ、一つの作品に仕上げていました。
この日のために用紙された自家製のモップ筆も思いのほかいい感じのかすれ具合で、参加者全員の気持ちが込められた作品となりました。
書き初めで書かれた作品は1月26日まで市民ふれあいフリースペース(1階と2階)で展示されています。