2012年09月10日
コンテンツ番号2206
平成24年度一般会計補正予算など41件の議案等を上程
(2012.9.10)
平成24年北秋田市議会9月定例会が9月10日(月)に招集され、平成24年度一般会計補正予算案など41件の議案等が上程され審議が始まりました。
上程された案件は、市税条例の一部を改正する条例の制定など条例案が3件、平成24年度一般会計補正予算、国民健康保険特別会計補正予算など予算案が4件、字の区域の変更1件、平成23年度決算に係る健全化判断比率などの報告4件、平成23年度一般会計歳入歳出決算などの認定24件、陳情5件の41件。
このうち、平成24年度一般会計補正予算案は、歳入歳出の総額にそれぞれ5億18万9千円を加え、204億5660万6千円とするものです。
歳出の主なものは、地域支え合い体制づくり事業192万円、ポリオ不活化ワクチン切替事業553万8千円、青年就農給付事業450万円、森林整備地域活動支援交付金事業1514万円、バター餅ブランド育成事業84万円、大館能代空港運賃助成事業600万円、道路維持事業2531万円、河川維持事業2301万4千円、統合合川小学校建設事業5283万2千円、地上デジタル放送難視聴地区解消事業604万円、農業施設災害復旧事業3043万9千円、林業施設災害復旧事業1350万円、公共土木施設災害復旧事業4210万円、財政調整基金積立金2億905万7千円などを計上しています。
本会議では、会期を9月20日までの11日間と決め、平成24年度北秋田市一般会計補正予算案などの議案が上程され、それぞれの議案説明と大綱質疑が行われました。上程された議案は各常任委員会に付託され、9月14日から委員会審議に入ります。
大綱質疑の後、各常任委員会から2人ずつ8人の議員が決算特別委員会委員に選任され、選任された委員の中から、委員長に松橋隆議員、副委員長に関口正則議員が選任されました。
決算特別委員会
福岡由巳議員、米澤一議員 (総務財政常任委員会から)
長崎克彦議員、松橋隆議員 (教育民生常任委員会から)
吉田仁吉郎議員、関口正則議員 (健康福祉常任委員会から)
松尾秀一議員、大森光信議員 (産業建設常任委員会から)
大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第73号(北秋田市市税条例の一部を改正する条例の制定について)
平成26年度から平成35年度までの個人市民税について、均等割の標準税率3000円に500円を加算とあるが、具体的にその500円は何に使われるのか。
500円加算は、主に東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律の施行に伴い、条例の規定を整備するもので、防災や減災について、例えば自主防災組織を強化や災害備蓄品の整備、ケア対策など課題の解決に向けて検討していく。
500円加算分の防災施策について、いつまでに用途を決めて、市民への周知はどのようにするのか。
現在、空き家調査を進めているが、それらの算定結果を踏まえ改めて提示したい。周知については、何らかの形で住民の皆さんにお知らせしたい。
議案第76号(平成24 年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)
統合合川小学校の土地購入予算について、10アール当たりの単価が200万円を超えており実勢価格に比べると高いと思うが、算定の根拠は。
平成21年22年の村づくり交付金事業やその前の農業集落排水事業の関係でも、1平米あたり2千円として購入している経緯があるため。
大館能代空港運賃助成について、昨年度は県の補助があったが、今年度は無い。県から何か説明があったか。市からの継続の要望はしたのか。
県からは、平成23年度末あたりから23年度の補助金は年度中限りで、平成24年度については検討していないという話があった。大館能代空港利用促進協議会の中では提案しているが、市としての正式な要望はしていない。
大館能代空港運賃助成について、近隣自治体では助成金額や実施期間がまちまちなので、近隣自治体で助成内容についての相談はあったのか。大館能代空港利用促進協議会としてはどういう働きかけがあったのか。
運賃助成は、各自治体が住民に対するそれぞれの助成のあり方ですので、これまで通りそれぞれのやり方を継続していく。ただ、各自治体が出す助成金額はトータル結構な金額になるので、果たして一人一人に対する助成のやり方でよいのか、むしろそのお金で航空会社に割引率を増やしてもらうなど、利便性を向上させる方がよいのではないかという議論はしている。利用促進協議会の中で、行政の助成のあり方についても検討すべき課題だと思っている。
長岐邸の管理委託について、平成23年度は決算額で16万円、今年度は当初予算と合わせて110万円位になるが理由は。
長岐邸の障子張りを計画しているのほか、敷地内のクヌギの木の枝が折れ、近隣の住家や水田に迷惑を掛けたことから調査したところ、30本ほどの樹木に今後枝が折れるなどの恐れがあるということで、その処理費用も含まれる。
議案第78号(平成24 年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号)
グループホームが完成する年月日は。
平成24年度中の完成予定。
繰越金が多額であるが、その理由と予測できた時期はいつか。
平成21年から23年度までの第4期介護保険事業計画で、実施しようとしていた事業の遅れなどがあり、繰越額に少し余裕をみたということもある。23年度で第4期介護保険事業計画が終了したが、第5期を策定する中で、財源のほかに介護保険料をいくらにするか精査した段階で、見込みとしては繰越額を予測していた。第5期では、基金から2億円繰越した。
今年度の介護保険料の基準額は、5577円の引き上げがあった。プールしていくことが介護保険の財政の在り方ではないと思う。その時々の状況に応じて歳出していく内容の会計だと思うが、なぜ貯め込んでいるのか。
平成24年度末の積立見込みは約3億9300万円で、平成23年度末は3億5800万円。第5期では、基金から2億円と県からの支出金4000万円の合わせて2億4000万円を保険料軽減のため支出する。第5期最終年の26年度には、2億円ほど残るが、緊急性のあるものに対応するためある程度の積立は必要と考える。