2012年08月05日
コンテンツ番号2174
米代川で鮎釣りの腕を競う
(2012.8.5)
北東北鮎釣り名人戦「2012よねしろカップ・よねしろレディースカップ」が8月5日(日)、米代川の西鷹巣大橋付近で開かれ、市内外から参加した鮎釣り自慢が釣果(ちょうか)を競いました。
大会は鷹巣漁業協同組合(湊屋啓二組合長)の主催で、同組合が昭和63年、「失われつつあるふるさとの川や自然を後世に残し、アユを町の活性化に」と企画、女性の大会である「レディース鮎カップ」をメインに始まったもので、洪水などで中止した年をのぞき、これまで継続して開催されてきました。当時は、女性部門だけの大会はめずらしく、全国ネットのテレビ局などからも取材を受けるなど話題を呼びました。
今年の大会には、市内をはじめ、群馬県、青森県、岩手県などから男性16人、女性1人が参加。
午前8時45分、西鷹巣大橋たもとの米代川河川公園で始まった開会式では、湊屋組合長が「今年は皆さんご存知のとおり、鮎の遡上が1カ月程遅く、遡上量も昨年の10分の1しかありませんが、その分、解禁当初から20センチ前後の鮎がどんどん釣れており、今年は数釣りではなくサイズで楽しむ釣りとなっています。川は減水していますが事故には十分注意して大会を楽しんでください」などとあいさつ。
続いて、来賓で市農林課の九嶋巧課長が「米代川は天然大鮎の里ということで、市としても全国的な観光資源と考えています。今日の大会では皆さんの釣果が上がるよう祈念します」などとあいさつ。
競技は、午前9時から昼12時30分までの3時間30分間、釣り糸におとりとなる鮎をつなぎ、縄張りを主張して攻めて来る鮎を引っ掛ける「友釣り」で数と総重量、大きさを競います。会場は鷹巣橋から内陸線鉄橋までの約1としました。
この日は真夏の太陽が照りつける厳しい暑さでしたが、参加者は、大会本部から配られるおとり鮎2匹をもとに、見極めたポイントに糸を垂らし、川の中で当たりをじっくりと待ちながら大会を楽しんでいました。