2012年08月06日
コンテンツ番号2176
地域でふつうに暮らせる社会をめざして
(2012.8.5)
第54回手をつなぐ育成会秋田県大会(白川文雄実行委員長)が8月5日(日)、関係者約500人が参加し、北秋田市文化会館で開かれました。
この会は、知的障がいのハンディキャップがあるために、自ら訴えることが困難な子どもに代わって、家族と関係者が手をつなぎ、生活や制度などについて学びあい、語り合い、悩みを共有し、将来にわたって子どもを守るために様々な問題を切り開いていくことを目的に結成されました。
今大会のスローガンは、「本人の自立を支援し、地域でふつうに暮らせる社会をめざそう」〜地域に貢献する本人活動・育成会活動を考える〜。
開会式典では、秋田県手をつなぐ育成会の谷内和夫会長が「障がいのある人たちが自ら望む地域で、そのライフステージに応じて適切な支援を受けながら、堂々と生活していけることを願っている。そのためには県民が一丸となって活動を展開し、会員や本人としても望ましい地域づくりの一翼を担うという自覚のもとに取り組んでいきたい」などとあいさつ。 また、これまで功労のあった団体、個人に県知事表彰と県手をつなぐ育成会長表彰が贈られました。 続いて、 市川講二秋田県健康福祉部長がお祝いの言葉を述べ、津谷市長が歓迎のあいさつをしました。
大会決議では、大館市手をつなぐ育成会の石岡晴子さんが、本人の自立を支援し、地域でふつうに暮らせる社会を目指し、すべての会員が支援者等と共に自らが行動し、地域に根差した活動を展開していくことを誓うとともに、具体的な9事項の大会決議案を読み上げ、満場の拍手で決議されました。北秋田市の白川文彦さんが「私たちの生活の中で年金の充実と、自立支援の内容の濃さと費用との関係など、充実した生活ができるようにしてほしい」など3項目の「私たちの大会決議案」を朗読し、同じく決議されました。
北秋田市障害者生活支援センター 相談支援専門員の中村智子さんが、「地域と共に歩む社会をめざすための支援の在り方」と題して講演。アトラクションでは、矢立育成園による矢立太鼓の演奏やBE AS ONE(北秋田市障がい者生活支援センター有志)によるボディパーカッションが行われました。 座談会では、「地域で暮らす、施設で暮らす、本人の希望をかなえる支援の在り方について考える」をテーマに、大館、北秋田両市の手をつなぐ育成会の保護者や障がい者が取り組み状況を発表しながら意見交換をしました。
また、北秋田市交流センターでは、ともだちの会(お楽しみ会)が開かれ、大道芸や音楽を楽しみました。