2012年08月14日
コンテンツ番号2154
地域の伝統芸能を継承し披露
14日も各地区・集落でお盆行事が行われました。各芸能を伝承する保存会では、地区住民や帰省客の楽しみとして、また祖先の霊を慰めるためにそれぞれ個性的な演目を演じ、また神社やお寺に奉納することで、今年の豊作と家内安全などを祈願します。
比立内獅子踊り
阿仁地区の比立内では、比立内青年会(松橋盛昭会長)による獅子踊りが披露されました。
比立内獅子踊りは、明治16年頃、小又生まれの松橋東助から浦田の「駒踊り」を伝承したのが始まりとされ、その後、明治23年頃、桂瀬から製炭夫として働きに来ていた人から伝授されたり、戸沢ささらなどを参考に、今日の比立内獅子踊りができたといわれています。
昔は長男でなければ伝授できませんでしたが、現在は集落内の青年会がOBの協力を仰ぎ継承しています。また、地域の小学生から高校生までの子どもも加わり継承に努めています。
獅子踊りは午後7時30分から比立内児童館前で行われ、地域住民や帰省客が大勢見守る中、獅子、駒、棒などの踊りが披露されました。特に、力強く演じる成年の駒踊りには、ひときわ大きな拍手が贈られていました。