2012年08月15日
コンテンツ番号2152
今まで育ててくれた多くの人たちに感謝
(2012.8.15)
平成24年度北秋田市成人式が8月15日(水)、北秋田市文化会館で開かれ、新成人たちが新たな気持ちで、希望あふれる未来に向かってスタートしました。
今年の対象者は、平成3年4月2日から平成4年4月1日に生まれた人(鷹巣地区223人、合川地区67人、森吉地区62人、阿仁地区36人)。うち約290人が出席し、午後2時30分からの式典に臨みました。
式典には新成人のほか、市及び市教育委員会、市議会などの行政機関の関係者、また、卒業当時の中学での担任教諭、市内の校長らが出席し祝福しました。
君が代斉唱のあと、津谷市長は「晴れの式典を迎えられました新成人の皆さん、おめでとうございます。本日晴れて大人の仲間入りをされ、法律的にも権利と義務を与えられると同時に、全ての行動が責任あるものとして重みが加わってきます。成人として認められたこれからは、自覚をもち自主自立の精神で人生を切り開いて欲しいと思います。先日まで世界の祭典、オリンピックがロンドンで開催されました。トップアスリート達が熱戦を繰り広げ、日本選手の活躍に日本中が熱狂し、皆さんも興奮されたものと思います。皆さんと同年代の選手たちが、それぞれの競技において多くの感動と勇気を与えてくれましたが、 競技を終えた選手たちは、周囲に対して心からの感謝を口にしています。4年に一度の大舞台で、大きな重圧を感じながらも努力の成果を尽くしたことは、自身の鍛錬によって培った心身両面の堅強さとともに、支えてくれた家族や友人、仲間たちの存在があったからこそと思います。また、昨年の東日本大震災以来『絆』という言葉が各場面で取り上げられ、人と人との繋がりがクローズアップされました。大震災という異常な状況に際し、日本や世界各国からの支援が被災地に寄せられ、その温かい支えは現在も続いています。温かい支えや思いやり、そして感謝の心は人と人を繋ぎ、温かい絆となって困難を乗り越える原動力を生みだし、社会生活を営むうえでも大きな支えとなります。皆さんもこれまで多くの『絆』に支えられ、このように立派に成長されました。成人式を迎えられたこの機会に、これまでの感謝の気持ちを新たにされ、これから進みゆく社会の中で、支える側としても可能性を広げ、輝いてくださるよう心から願っています。私は皆さんの郷土であるこの北秋田市を、皆さんがふるさとに誇りと愛着を持ち、どこにいても心の拠り所となるような、力強さと優しさあふれる希望のある街にし、皆さんの活躍を支えていければと思っています。皆さんの若い力と行動力に大いに期待申し上げ、輝かしい前途を祝福いたしますとともに、ご多幸をお祈りしています」などと新成人に期待の言葉を述べました。
また、佐藤吉次郎市議会議長、近藤健一郎県議会議員、北林丈正県議会議員がそれぞれ「感謝の気持ちを忘れず、人と人との絆を大切にして、自らの道を歩んでほしい」、「成人を契機に安全安心な地域にするため、自分がやらなければという気構えを持ってほしい」、「皆さんには恵まれた環境と時間があるので、これからも自分の能力をどんどん高めてほしい」などと新成人を激励しました。
最後に新成人を代表して武田浩紀(はるき)さんが「成人を迎え、すでに職業に従事している人、学業に励んでいる人など立場は様々ですが、本日晴れて社会の一員となりました。しかし、まだ未熟な部分も多く、助けを必要とする時や、失敗や挫折を経験する時もあります。そんな時、諦めたり投げやりにならず、その失敗を反省し、一からやり直せすことが大事です。成功も失敗もすべて受け入れ、成長しようとする姿勢が、今の私たちが社会から求められている資質だと思います。見るもの学ぶものすべてが新鮮だった小学校時代、心も体も少し大人に近づき親に反抗ばかりしていた中学校時代、部活動に明け暮れ将来や自分にとっての大切なものを見つけ出せた高校時代など、かけがえのない時間を過ごしてきました。あの頃に戻りたいと何度も思うかもしれませんが、私たちがこれから過ごしていく時間も自分の人生にとって、かけがえのない大事な財産となっていきます。これから先、人との出会いと別れは勿論、ぶつかり合って深まる絆を忘れることなく、より良い人間関係を築いていきましょう。最後に、これまで支え続けてくれた家族、遠くに離れていても励ましてくれる友人たち、ご指導してくださった先生方、いつも優しく見守ってくれる地域の方々、今日まで私を育ててくれた多くの方々に心から伝えたい言葉があります。『ありがとう』。」などと新成人を代表してあいさつを述べました。
式典後には、記念公演として『福田獅子舞保存会』と『綴子上町大太鼓保存会』の2団体が郷土芸能を披露し、成人の皆さんを祝福したほか、それぞれの出身地区ごとに記念撮影が行われました。
新成人 二十歳の抱負
長谷川和樹(かずき)さん (太田屋敷後〈鷹巣中〉会社員)
私は、家族をはじめ沢山の方々に支えられ成人式を迎えることができました。これからは支えてくださった方に感謝し、社会人として責任ある行動で、少しずつ恩返しをしていきたいと思います。
菊地たけるさん (高森岱〈鷹巣南中〉大学生)
多くの方々の支えがあり、こうして成人を迎えることができました。今後は自分も誰かの助けとなり社会に広く貢献できるよう、今は学び、そしてこの目標に向かって歩んでいきたいと思います。
梅田勝也(かつや)さん (合川李岱〈合川中〉大学生)
まだ学生ですが、将来のことをしっかり考え、今まで支えてきてくれた方々に恩返しできるようにがんばりたいです。また、自分の行動に責任を持てるような立派な人間になりたいです。
森川瑞穂(みずほ)さん (青森県青森市〈森吉中〉大学生)
家族、地域の皆様に支えられて、この成人の日を迎えられたことを嬉しく思っています。今後は、今まで支えてきてくれた皆様に恩返しができるような社会人になっていきたいと思います。
畑山愛里沙(ありさ)さん (神奈川県相模原市〈阿仁中〉大学生)
家族をはじめ、多くの方々に支えられて成人を迎えることができました。私のこれからの人生のテーマは、"向上心"です。何事も向上心を持って取り組むことで、より自分自身をステップアップさせていきます。