2012年07月01日
コンテンツ番号1851
稲穂ロードにサルビア植栽~綴子農地・水・環境保全組織
(2012.7.1)
綴子地区農地・水・環境保全組織(藤島勝政会長)による花の植栽活動が7月1日(日)、同地区内の農免農道「稲穂ロード」で行われ、子どもたちも含め地域住民約300人が環境保全活動に汗を流しました。
農林水産省が、平成19年度から農地や水、それを取り巻く森林や施設など環境の良好な保全とその質の向上を図る新たな対策として「農地・水・環境保全向上対策事業(5ヵ年事業)」を導入し、日本の農業、農村の基盤を支える事業を展開してきました。
その事業を活用して綴子大太鼓の里保全隊を発足。平成23年度で事業が終了したため、綴子地区農地・水・環境保全組織に名称を変更しましたが、活動は継続して行われています。同組織は、綴子地区内の11集落約1100世帯及び自治会や老人クラブ、婦人会、大太鼓保存会など61団体で構成され、これまで共同での草刈りや農道への花の植栽、児童による伝統農法で田植え体験などを実施しています。
綴子農村公園で行われた開会式では、藤島会長が「花は私たちの心を和ませ、豊かにし、ふる郷を思う気持ちや自然の大切さを伝えてくれる。今日は、皆さんのふる里への思いも一緒に植えていただだき、きれいな花を咲かせて、この道を通る人たちに、ふる里を大事にしよう、守っていこう、という気持ちを伝えていきたい」などとあいさつしました。
続いて、来賓の津谷市長は「日頃から、小さな子供から大人まで、地域がまとまった事業を行っていただき、関係各位の尽力に感謝を申し上げます。毎年、地域で協力し、きれいな花を咲かせているこの活動は、地域の繋がりを強くすると共に、花を育てることは、自分の心を育てることに繋がる。皆さんの植えた花が、通る人たちに大きな安らぎと喜びを与えていただきますことを祈念しています」などとあいさつを述べ、式の最後には、来賓植栽が行われました
今年は、サルビアの苗約4000本が用意され、田中地区から糠沢地区までの3.3km区間を各集落ごとに区域を決めて担当しました。苗が配られると、親子や隣近所同士が等間隔に広がり、持ち寄った植ベラを使ってていねいに苗を植えていました。津谷市長も市民らと一緒に植栽作業で汗を流しました。
このあとも、保全隊が水やり作業や手入れなども行い、稲穂が実るまでの間、道路の両脇がサルビアの赤いの花で美しく彩られます。