渡辺美喜夫さんが再任

人権擁護委員委嘱状伝達式

（2012.7.12）

津谷市長から人権擁護委員の委嘱状を伝達される渡辺美喜夫さん（市役所）

人権擁護委員の再任に伴う委嘱状の伝達式が７月12日（木）、市役所で行われ、津谷市長が法務大臣からの委嘱状を渡辺美喜夫さん（65歳、浦田）に手渡しました。

人権擁護委員は、市町村の区域で人権擁護活動を行う、法務大臣から委嘱された民間の人たちです。この制度は、地域住民の中から人格見識の優れた人たちを選び、その協力を得て、国民の日常生活の中で人権尊重思想の普及高揚を図るとともに、人権侵害による被害者を救済し、人権を擁護していくという考えから設けられたもので、諸外国にその例を見ないものです。

人権擁護委員は、人権擁護について理解のある社会事業家、教育者、報道関係者、弁護士など様々な分野から選ばれ、平成22年４月１日現在、全国で約１万4000人（うち女性委員が約5900人）の方が法務局・地方法務局の職員とともに、人権侵害事件の調査処理、人権相談、人権啓発活動などを行っています。　

伝達式では、津谷市長が渡辺さんに委嘱状を手渡したあと、「これまでも様々な立場の方々から色んな相談を受けられ、心のよりどころになっているということで感謝の声が聞こえています。これも渡辺さんがこれまで様々な経験を活かしながら、色んな人に寄り添ってきた表れではないかと思います。今報道されているように、自殺やいじめ、児童虐待など、人権がこれほど重く問われる時代はないわけですが、これからもこの地域の方々のためにお力添えをお願いします」などとあいさつ。

渡辺さんは「人間関係が希薄になってきている世の中ですが、地域の人たちのために微力ながらがんばっていきたい」などと抱負を述べました。

渡辺さんは、あきた北央農業協同組合の職員を退職された後、浦田小学校評議員や前田公民館長、森吉公民館長などを歴任され、積極的な地域活動を行ってきました。人権擁護委員は平成21年７月に初就任し、今回の再任で２期目となりました。再任による任期は平成24年７月１日から平成27年６月30日までの3年間です。

北秋田市の人権擁護委員は現在14人。もし日常生活の中で、これは人権問題ではないだろうかと感じたり、法律上どのようになるのかわからなくて困ったりするときは、お気軽に近くの人権擁護委員または法務局にご相談ください。

関連ページはこちら（法務省ホームページ）

お問い合わせ

総務課総務班　電話0186-62-6602