2012年07月15日
コンテンツ番号1837
雨で潤うあじさいと多彩なイベントで賑わう
(2012.7.15)
第20回合川あじさいまつり(合川あじさいまつり実行委員会主催)が7月15日(日)、三木田の翠雲(すいうん)公園で開かれ、大勢の家族連れが見頃を迎えたあじさいや各種イベントを楽しみました。
翠雲公園は昭和63年から整備が進められ、現在では約11ヘクタールの敷地に9種類約2500株のあじさいが植栽されており、県内でも有数のあじさいの公園です。
開会セレモニーでは、三浦一英実行委員長が「生憎の雨で開催を心配しましたが、雨が弱まり、どうにか開催できることになりました。あじさいまつりは、今年で20周年を迎えました。これも実行委員会の協力と地域の皆さんが翠雲公園のあじさいを管理してくれた賜物だと思っています。皆さんはもう公園のあじさいをご覧になったかと思いますが、公園のあじさいは現在7分咲きです。今日に限らず、この後も満開になる翠雲公園のあじさいを見に公園に足を運んでいただきたいと思います。今日はたくさんのイベントを準備していますので、最後まであじさいまつりを堪能していってください」などとあいさつ。
つづいて、来賓の津谷市長が「20回目を迎えるあじさいまつりが、これまで翠雲公園を愛していただいた皆様のお力添えにより、盛大に開催することができました。今日は雨が心配ですが、やはりあじさいには雨が似合うわけですので、今日一日という短い時間ですが20回という節目を噛みしめながら、雨の中でも多くの方々に来ていただいて、まつりを楽しんでいただけるように祈念します。なお、市の花はあじさいです。市の花の制定にあたり、やはり翠雲公園のあじさいというものが選考委員の方々に大きなイメージがあったようです。この市を代表するあじさい、そして翠雲公園を管理していただいている地域の方々、たくさんの皆さんに愛される公園として、これからも伸びていただきますよう心から祈念します」などと祝辞を述べました。
イベント会場のステージでは、テレビでおなじみのバリトン伊藤さんが司会を務め、梅丸たまこさんの歌謡ショー、サイコロの運であじさい国王を決める「サイコロゲーム」、ウルトラマネーゲームが行われ、大いに盛り上がりました。スペシャルイベントでは、北秋田市無形民俗文化財の福田獅子舞、よさこいソーランの二ツ井恋舞(ふたついこいまい)と素波里貉(すばりむじな)の演舞に会場からは大きな拍手が送られていました。
イベント会場では、地元三木田自治会の皆さんによる全長50メートル流しソーメンで賑わい、公園内の翠雲亭では、あいかわ保育園児による野点が行われ、席に着いた家族や来場者たちは、お茶を振る舞う園児たちの姿に目を細めていました。
また、今年はあじさいまつり第20回を記念して餅まきが行われ、まいた餅と一緒に当たりくじが入っていた方には、今話題のバター餅が贈られました。そのほか、あじさいが咲く公園内や公園周辺の名勝を歩いて周る健康イベント「あじさいウオーク」も開催され、参加者は心地よい汗を流していました。
公園内には、西洋あじさいをはじめ、ガクアジサイ、エゾアジサイなどが公園の斜面に色鮮やかに咲き誇り、雨の降る中でしたが、訪れた人たちは傘を差しながら記念撮影や散策をしたりしてあじさいを愛でていました。