2012年07月15日
コンテンツ番号1838
杉丸太の彫刻づくりに腕競う
(2012.7.14-15)
第5回東北チェンソーアート競技大会(東北チェンソーアート競技大会実行委員会主催)が7月14日(土)、15日(日)の2日間の日程で県立北欧の杜公園で開催され、選手20人が杉を使った作品づくりに腕を競いました。
チェンソーアートは、木を切るチェンソー(動力式ノコギリ) で丸太や氷の塊を彫刻し、動物や人物など、様々な彫刻を行います。また、迫力のある音とともに丸太が削られ、だんだん作品の形が浮かび上がっていく様子は、見ている人を楽しませてくれます。
開会式では、福森卓実行委員会会長が「大きい木を並べましたので、思う存分がんばってもらいたい。よい作品、そして見ている人も楽しくなるような大会にして欲しい」などとあいさつ。
つづいて、津谷市長が「皆さんに作品を作っていただき、北秋田市にとってチェンソーアート競技大会は、なくてはならない行事として定着してきている。平成26年度にチャンソーアートのフェスティバルを国民文化祭の行事として北秋田市で開催することになっている。皆さんから力強いご支援を頂ければと思っている。素晴らしい作品を作っていただくよう祈念します」などど歓迎の言葉を述べました。
参加選手の紹介に続いて、栗田広行選手が「我々カーバー一同は、安全に心がけ、カーバー精神をこの大木に刻み込み、素晴らしい作品を彫り上げることを誓います」と宣誓しました。
競技は、オープンクラスとビギナークラスに分かれており、オープンクラスは末口40センチメートル、高さ2メートルの杉の大木を2日間にわたり6時間かけて作品を仕上げます。ビギナークラスは末口30センチメートル、高さ1.2メートルの杉を3時間で作品に仕上げます。また、彫刻する丸太は、当日抽選をして丸太を選びます。
今回は東北をはじめ新潟県や長野県からオープンクラスに16人、ビギナークラスに4人がエントリーしました。選手たちは、用意した様々な大きさのチェンソーを使い分け、自分の思い描く作品づくりに挑戦していました。
制作された作品は、一般審査と、観客者による投票などで表彰され、オークションによって来場者に販売されました。
また、東日本大震災の義援金に充てるため、参加者が初日の午前中に任意で作品を制作し販売しました。
結果は次のとおりです。
ピープルズ・チョイス
第1位 高頭義幸
カーバーズ・チョイス
オープンクラス
優勝 栗田広行(2年連続)(山形県)
第2位 阿部音文
第3位 青い森JIN
ビギナークラス
優勝 稲村陸奥男
第2位 乘上 駿