2012年07月27日
コンテンツ番号1811
16年ぶりにドイツからスポーツ少年団が来市
(2012.7.27)
第39回日独スポーツ少年団同時交流事業で来市したドイツのスポーツ少年団員ら8人の歓迎セレモニーが7月27日(金)、ホテル松鶴で行われ、民泊受け入れ家族や関係者などが出席し訪問団を歓迎しました。
ドイツとの交流事業は、(財)日本体育協会日本スポーツ少年団が、日独両国のスポーツ少年団の育成を図るとともに、交流を通じて両国の友好親善を深めようと、昭和49年から実施しているもので今回で39回目。今回の交流事業は、7月25日から8月10日の日程で125人の団員が日本に派遣され、「全体プログラム」と、6人から12人のグループに分かれ、北海道から九州までの13地域で「地方プログラム」に参加します。
北秋田市には、指導者のウヴェ・マイヤーさん(男性、42歳)、団員のシュテファニー・シュトレーベレさん(女性、18歳)、マヌエル・ヴェースナーさん(男性、20歳)、シュテファニー・ハウフさん(女性17歳)、フリーデリケ・シュポーラーさん(女性、19歳)、カトリン・シェックさん(女性15歳)、ロビン・レースラーさん(男性、18歳)の7人と通訳1人の8人が訪れました。北秋田市では、平成8年の森吉町以来16年ぶりに訪問団を受け入れます。
歓迎セレモニーでは、はじめに津谷市長が「皆さん、ようこそ北秋田市にお越しくださいました。市民を代表して皆さんの訪問を心から歓迎します。ドイツ交流団を北秋田市にお迎えするのは1996年以来16年ぶりのことで、関係者一同、久々の交流をとてもうれしく感じています。今回は5日間という短い滞在ですが、言葉や文化、生活環境をなどを理解し合いながら、交流の絆を深められる有意義な滞在となることを心から期待します」などと歓迎のあいさつ。
続いて、秋田県スポーツ少年団本部の一関俊和本部長が「日独スポーツ少年団同時交流は、今年で39回を数え、これまでドイツから多数の仲間をお迎えしてきました。また、秋田県から多数の団員がドイツに派遣され、今年度4人がドイツに向かう予定です。今回皆さんが体験する交流で、日独同時交流の理解が深まって、友情の輪が大きく結びつくことを期待しています。皆さんが滞在する北秋田市は、自然豊かな町です。滞在中は、市民の生活や人情に触れられ、北秋田市の良さを学び取って多くの成果をあげてほしい」などと主催者代表あいさつ。
ドイツ交流団が1人ずつ紹介された後、指導者のウヴェ・マイヤーさんが「この度は、秋田県北秋田市に私たちを受け入れてくれてありがとうございます。私たちは、新たな文化に触れ理解を深めることができる明日からの日々が楽しみでなりません。この交流は、それぞれ異なる地のことを独特の方法で、かつ非常に集中的に知る機会を与えています。これは、グローバル化のこの時代において間違いなく他に類を見ないひとつのチャンスです。今回団員たちには、大いなる感激とともに帰国することになってもらいたい。この少年団の参加者全員が今回初めて日本を訪れました。この滞在では数ある日本の名勝を観光して回るだけではありません。私たちにとって楽しみなのは、スポーツを通じた交流や日本の文化に直に肌に触れ学ぶことのできるホストファミリーとの交流です。私たちは、この地で興味深く変化に富んだ何よりすばらしい時間を、皆さんとともに過せることを楽しみにしています」なとど述べました。
記念品贈呈では、「北秋田市」、「JAPAN」、「日の丸」の刺繍が入ったバックが三澤仁教育長からドイツ交流団1人1人に手渡されました。ドイツ交流団からは、自分たちの町の本、スポーツ少年団のピンバッチとワッペンが北秋田市に贈られ、津谷市長が受け取りました。
このあと、日独スポーツ少年団同時交流事業にこれまで14人の団員をドイツに派遣している、鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団の奈良正人代表が感謝の言葉を述べました。
セレモニーの最後に、ドイツ交流団を民泊で受け入れるホストファミリーの7家族が紹介されました。
ドイツ交流団は、7月27日から31日までの5日間滞在し、内2日目と3日目は市内の7家族に1人ずつ民泊します。団員はの活動内容は、2日目に大太鼓の館を見学するほか、秋田北鷹高校では、生徒とのテーマディスカッションのほか、弓道、剣道、書道、茶道などのスポーツ文化交流を予定しています。3日目は、終日民泊家族との交流。4日目は太平湖や小又峡でのウオーキング、夜は妖精の森でサヨナラパーティーをして、5日目の7月31日にお別れ式を経て、次の受け入れ先となる盛岡市に引き継がれる予定です。