2020年02月07日
コンテンツ番号1817
天然ブナ林の新緑を楽しむ
(2012.6.1)
北秋田市と大館市にまたがる竜ケ森(1049.8m)の両市合同山開きが6月1日(金)、竜ヶ森山頂で行われ、今シーズンの安全を祈願しました。
合同山開きは昭和63年から始まり、大館市と北秋田市が交互に主催し毎年6月1日に行っています。
この日は、好天に恵まれ絶好の登山日和。両市や県内の登山愛好者など約150人が参加し、ブナの新緑が映える竜ヶ森の魅力を満喫しました。今年は、北秋田市側の東ノ又コースに至る林道の路肩決壊でバスの通行が制限されたため、大館市側の比内コースから一緒に山頂を目指しました。
登山口で行われた開会式では、竜ヶ森整備促進協議会会長の小畑元大館市長が「今年は大館市側から合同で登山をすることになった。また、秋田ブナ森山友会から駐車場にトイレを設置いただき感謝いたします。竜ヶ森を温かく見守っていただいている、米代東部森林管理署を始め、鷹巣・比内山岳会、北秋田市・大館市観光協会、秋田ブナ森山友会の皆さん、そして今日ご参加いただきました皆さんに心から感謝申し上げますとともに、登山の安全をお祈りいたします」などどあいさつしました。
山頂での安全祈願祭では、比内独鈷神社宮司によるお祓い、登山者や関係者らによる玉串奉てんなどで今年1年の安全を祈願しました。
登山終了後には、竜ケ森整備促進協議会交流会が今年の当番市である大館市の比内ベニヤマ荘で開かれ、竜ケ森の整備や保全などを話し合いながら交流を深めました。
竜ケ森の標高は比較的低いものの、山頂部周辺がブナの美林で覆われ、初夏の新緑や秋の紅葉が美しいことなどから、東北100名山(東北山岳写真集団選)の一つに数えられています。
竜ヶ森の登山道は、北秋田市側の東ノ又コース(所要時間約90分)と寒沢コース(所要時間約45分)、大館市側の比内コース(所要時間約120分)と最上コース(所要時間約210分)の4登山道があります。※所要時間は上りに要する時間です。
竜ヶ森の山頂からは、森吉山や八幡平、遠くには岩手山や秋田駒ケ岳、また大館市街地や樹海ドームなども望めます。また、短時間で登れることから軽登山やたけのこなどの山菜取りで人気があります。北秋田市側のふもとには、テントサイトや炊事場、休憩施設などが整備された竜ヶ森キャンプ場があり、家族連れや子ども会の活動などでも多く利用されています。
お問い合わせ
北秋田市商工観光課 電話0186-72-5243