2012年06月01日
コンテンツ番号1803
新緑の太平湖、遊覧船の運航始まる
(2012.6.1)
奥森吉・太平湖の湖水開きが6月1日(金)に行われ、太平湖と小又峡を結ぶ遊覧船の運航が始まり、県内外から訪れた観光客が新緑に囲まれた湖の景色を満喫しました。
太平湖は、昭和28年に森吉ダムの完成によってできた周囲30キロメートル、面積195ヘクタール、深さ58メートルの人造湖です。湖には大小13の渓谷渓流が注ぎ、サクラマス、イワナ、コイ、ワカサギ等が多く生息し、渓谷の探勝や釣リ人でにぎわいます。
また、小又峡は、森吉山東麓のノロ川原生林を源として大小10余りの瀑布、 おう穴、深渕からなる原生峡で、県の名勝天然記念物に指定されています。 北清水桟橋から湖を遊覧し30分で小又峡船着場に到着します。小又峡船着場からは1.8キロメートルの遊歩道が整備されており、横滝・曲滝・ガマ淵・三角滝・穴滝・化ノ淵・化ノ滝・化ノ堰・化ノ穴滝と個性あふれる滝や、遊歩道終点の高さ20m迫力満点の三階滝などが観光客を楽しませてくれます。
遊覧船は、6月1日の湖水開きから10月の紅葉シーズンまで運航され、観光客を秘境小又峡へとご案内します。 周囲はカエデやナラ、トチなどの広葉樹に覆われ、夏の新緑、秋の紅葉のシーズンには遊覧船からの眺めを目当てに多くの観光客で賑わいます。
この日、湖水開きのセレモニーは、太平湖グリーンハウス内で安全祈願の神事が執り行われ、遊覧船を管理するマタギの里観光開発株式会社(鈴木謙一代表取締役)の職員や関係者、観光客など約20人が参加し、今シーズンの無事故を祈願しました。
主催者を代表してマタギの里観光開発株式会社の鈴木兼芳専務は「昨年の太平湖グリーンハウスの実績は、震災の影響が心配されたものの、観光客は前年度を上回った。今年は設備の整備を万全にし、更に上回る集客を目指したい」などとあいさつ。
続いて、来賓として虻川広見副市長が湖の渓谷や景色などの魅力を紹介しながら「太平湖・小又峡は自然に恵まれた、たいへんきれいな湖。市としても、これを貴重な観光資源として大事にしていきたい。また、市役所に匿名で太平湖の観光に役立ててほしいと船長の衣裳が届けられました。おそらく太平湖を愛している方だと思います。たくさんの人に愛されている太平湖ですので、安全・安心に十分留意され、事故のない運営にご尽力くださるようお願いします」など祝辞を述べました。また、虻川副市長のお話にもあった、市に匿名の方から贈られてきた船長の衣裳、2着が虻川副市長から鈴木専務に手渡されました。
この後、第1便が運航。さわやかな晴天に恵まれ、観光客は記念写真を撮りながら「森吉丸」へ乗り込み、新緑の木々で囲まれた湖と白く雪が残る森吉山の景色を楽しみながら小又峡船着場へと出航しました。
この日は、昨年の大雪の影響で残雪があり、化ノ堰までしか行くことができませんが、観光客らは遊歩道ゆっくりと散策。新緑に囲まれた小又峡を満喫し、帰りの遊覧船でも「三階の滝まで行くことが出来なかったけど、緑に囲まれた小又峡は本当にきれいだった」と満足そうに話していました。
太平湖の遊覧船は、紅葉シーズンが終わる10月30日までの期間、毎日7便が運行される予定です。
太平湖周遊覧料金
個人
- 大人 1,100円
- 小人 550円
団体(15人以上)
- 大人 1,000円
- 小人 500円
※身体障害者(手帳提示)…半額
※幼児(1歳未満)2人につき小人1人分の料金
行き(北清水発) | 帰り(小又峡発) |
---|---|
9:30 | 10:00 |
10:30 | 11:00 |
11:30 | 12:00 |
12:30 | 13:00 |
13:30 | 14:00 |
14:30 | 15:00 |
15:30 | 16:00 |
※天候等の理由により、欠航・時間変更の場合があります
お問い合わせ
太平湖グリーンハウス
電話 090−8923−9370(6月〜10月末日まで)
クウインス森吉
電話 0186−60−7000
北秋田市商工観光課
電話 0186−72−5243