2012年06月03日
コンテンツ番号1802
餅と踊りのイベントでにぎわい
(2012.6.3)
第28回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が6月3日(日)、 鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に開かれ、盛りだくさんの催し物にたくさんの人が訪れてにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
この日は、気温25度を超え半そで姿の来場者が多く見られ、駅前通り、銀座通りが歩行者天国となり、餅の販売や、フリーマーケットなどに各団体が出店したほか、子どもたちのダンス披露や綴子上町大太鼓保存会の獅子踊り、鷹巣すずめ踊り、縄文踊り、仙台すずめ踊り、「スプリング☆フォー」のライブが見物客を楽しませました。
特に餅の販売会場では、お焼きやごま餅、笹餅などのほか、テレビ放映をきっかけに今年の春から大人気となったバター餅も並び、午前10時の開店と同時に飛ぶように売れていました。
また、恒例の餅の引き伸ばし大会は、3升の餅を臼と杵でついたあと、約200人の参加者が東西に分かれてそれぞれ1.5升の餅を伸ばしその長さを競いました。今年の引き伸ばしは、東軍が52.1メートル、西軍が46.8メートルで、東軍が勝利しました。伸ばした餅はあんこを入れ、お汁粉にして振る舞われました。
午前中は、イベントに合わせ大館人権擁護委員協議会による啓発活動も行われ、街頭キャンペーンでは工藤信夫副市長らが市民にチラシなどを配布して、人権擁護の啓発活動を行いました。
ふるさと踊りが始まる前に行われた開会セレモニーでは、和田実行委員が「踊りに参加される皆さんは、練習に練習を重ね、一生懸命踊りの成果をご披露されると思います。観衆の皆さんは、拍手で応援してあげてください。そして、秋田北鷹高校の皆さんをはじめ、このように時代を担う若い方々が大勢参加されたのは今回が初めてです。地域のイベントとして積極的に取り組んでいただいたのは大変大きな前進であると思いますし、とても頼もしく力強い限りです。今日は明るく元気にみんなで楽しんでいただき、明日からの元気につなげていただきたい」などと主催者あいさつ。
セレモニーには来賓として津谷市長、秋田県北秋田地域振興局の長谷部勝局長、北秋田商工会の伊藤公夫会長らが出席。津谷市長は「最近バター餅の評判が高くて、今日の販売会場でも午前中に売れきれたかもしれません。テレビの力というものは非常に大きなものがあります。2月の餅っこ市の時にテレビカメラが来て、秘密のケンミンSHOWに紹介されてから、北秋田市、餅っこ、バター餅ということで餅が大きな話題です。この話題を一過性のものにすることなく、北秋田市にはすばらしいものがあるということを、これからも第1弾、第2弾、第3弾と我々皆さんと一緒に打ち上げていきたいと思います。今日はそのきっかけとなるふるさと踊りと餅っこまつりです。どうか最後まで楽しんでください」などと祝辞を述べました。
セレモニーの後、始まったふるさと踊りは、綴子上町の大太鼓が豪快な音とともに行列を先導。各地区婦人会や秋田北鷹高校、仙台すずめ踊りなど23団体から参加した踊り手らが、しなやかで美しい踊りを披露。大八車からは紅白の餅が振舞われる華やかな行列が始まりました。沿道の観衆からは、子ども太鼓のかわいい太鼓演奏や着物姿もあでやかな踊り手に大きな拍手を送っていました。