2012年06月04日
コンテンツ番号1799
考えよう相手の気持ち、育てよう思いやりの心
平成24年度「人権の花運動」植栽式が6月4日(月)、鷹巣南小学校(佐藤和博校長、児童数87人)で開かれ、児童たちが協力しながら花壇やプランターに花の苗を植えました。
「人権の花運動」は、次代を担う子どもたちが、共に協力しながら花を育てる活動を通して、命の大切さや相手への思いやりといった人権を尊ぶ気持ちを育み、豊かな人権感覚を見につけてもらおうと行われているもので、秋田地方法務局大館支局、大館地区人権擁護委員協議会、北秋田市が実施しているものです。今年は市内の11小中学校にプランターや花の苗が贈呈されます。
鷹巣南小学校の「人権の花運動」植栽式には、大館地区人権擁護委員協議会北秋田部会(中嶋眞知子部会長)の会員5人と市の担当者2人が訪れました。
はじめに、同校の佐藤公子教頭が「人権擁護委員の皆さんにおいでいただいて、私たちの学校に人権の花を咲かせてくれます。皆さんがすることは、人権擁護委員の皆さんの話をしっかり聞き、心を豊かにして一生懸命活動することです。がんばりましょう」と児童に話しました。
続いて、人権擁護委員の長岐直介さんが、今日参加した人権擁護委員を紹介しながら「人権というと難しいなぁと思うかもしれませんが、難しいことはありません。啓発看板や花を植えるプランターにも書いていますが、考えよう相手の気持ち、育てよう思いやりの心、という2つのことを毎日実行すれば、家庭でも学校でもみんな楽しく暮らすことができます。簡単です。それが人権といわれていることです。忘れそうになったら看板やプランターを見てください。今日植える花は、毎日みんなで水をやったり、時々肥料をやったりして手入れをしてきれいな花をさかせたいと思っています。花がきれいに咲くと、学校の周りも学校の中も、そしてみんなの心の中も明るくなります。そんなことを願いながら今日は花を植えましょう」などとあいさつ。
このあと、6年生の長岐明日香(あすか)さんが「今日は人権擁護委員の人たちの話をよく聞いて、みんなで力を合わせて花の苗を植え、きれいな花を咲かせましょう」と児童を代表してあいさつしました。
植栽作業では、全校児童が軍手と長靴を履き、移植ベラを使いマリーゴールド150本、サルビア340本、ベコニア30本の花の苗計520本を、人権擁護委員指導のもと花壇やプランターに心を込めながら植えました。植えたあとは、花の苗にジョウロで水をたっぷっりかけました。
市内の「人権の花運動」植栽式は、6月14日までに合川小、鷹巣南中、合川中、鷹巣東小、大阿仁小、綴子小、合川東小、合川北小、前田小、鷹巣中央小で実施される予定です。