2012年06月11日
コンテンツ番号1792
高関英男さんが治山・林道・公有林事業功労者賞を受賞
このほど秋田県森と水の協会の治山・林道・公有林事業功労者として表彰された高関英男さん(68歳、阿仁幸屋渡)が6月11日(月)、市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
秋田県森と水の協会(津谷永光会長)は、平成24年3月に県内林業関係4団体(秋田県林業協会、秋田県林業改良普及協会、秋田県林業後継者会議、秋田県入会林野等利用促進連合協議会)が統合してできた団体で、役員は県内の市町村長などが務めています。治山・林道・公有林事業功労者表彰は、旧秋田県林業協会が実施主体として行っていたもので、今年度からは秋田県森と水の協会が行っており、治山・林道・公有林の各事業において積極的に事業を進め、その功績が大きく他の模範となる個人及び団体に贈られています。
表彰式は、5月29日に秋田市のイヤタカで行われた、秋田県森と水の協会通常総会内で行われました。高関さんは、旧阿仁町職員で農林課長などで林業行政に通算7年関わり、また、所有山林もあり林業への関心は若い時からあり、林業行政に携わる以前の昭和60年に阿仁林業研究会の会員になり、平成18年からは同研究会の会長として地域林業を考えながら行動してきました。特に菅生地区においては、リーダーシップを発揮しながら治山事業を9年間継続して導入し、路網整備計画の地権者の同意をまとめ上げるなど、林業の発展に寄与した功績が認められました。
高関さんは「林業4団体が統合した初めての席上で、表彰をいただいたことに感謝申し上げたい。今年度から3カ年で国の森林林業再生プラン ※に採択され、長畑地区の林道2路線を整備することになり順調に進んでいる。今後も市の指導を仰ぐことも多々あると思いますのでよろしくお願いします」などと受賞を報告。
報告を受けた津谷市長は「長年にわたって森づくりや治山関係の大切な役割を担っていただき、ありがとうございます。今、森林の見直しがされていますので、そういう意味ではその先鞭を着けてがんばっている高関さんですので、これからも今回の受賞を励みにしてがんばっていただきたい」などと受賞を称えました。
※森林・林業再生プランとは、今後10年間を目途に、路網の整備、森林施業の集約化及び必要な人材育成を軸として、効率的かつ安定的な林業経営の基盤づくりを進めるとともに、木材の安定供給と利用に必要な体制を構築し、我が国の森林・林業を早急に再生していくための指針として林野庁が作成。「森林・林業再生プラン」を反映した「森林・林業基本計画」は、平成23年7月13日の林政審議会で答申が出され、それを受けて、平成23年7月26日に閣議決定されている。