2012年06月16日
コンテンツ番号1795
若者の力で街を活性化させよう
(2012.6.16)
大綱引き大会2012が6月16日(土)、 鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に開かれ、秋田北鷹高校の生徒や市民ら約1000人が綱の引き合いに盛り上がりました。
同大会は、今回が11回目の開催。この大会は、旧鷹巣農林高校の生徒会が中心となり 「地域の活性化を若者の力で」をスローガンに 平成13年から始まったもので、現在は統合校の秋田北鷹高校(佐藤英樹校長、生徒数766人)と、地元商店会、商工会、関係団体などで組織する実行委員会( 実行委員長=伊藤公夫北会田市商工会長)が主催しています。
昨年は交通規制等の関係から、路上では1会場のみで、もう1カ所の会場は旧北秋中央病院跡地で行われましたが、今年は、 北秋田警察署など関係機関の協力のもと、鷹ノ巣駅前・銀座通りを交通規制して、路上に綱引き会場を2会場確保して行われました。
開会式で、伊藤実行委員長は「今年は北秋田警察署の理解を得ることができ、路上の2会場で大綱引きを開催することができました。高校生が一生懸命がんばっているわりに、商店街がちょっと元気がないんだけれども、今日大勢で元気よく力を出してくれれば、もしかしたらびっくりして閉まっているシャッターが開くかもしれないという勢いが、 皆さんにはあります。皆さんの元気を奥羽山脈を越えて三陸に届けるくらい、今日は力いっぱいがんばっていただきたい 」などと開会のあいさつ。
続いて、来賓の津谷市長は「この大綱引きは、この時期の駅前・銀座通り商店街、北秋田市の風物詩といってもいいくらいの一大イベントです。今日は、大人や普段、学校で顔を合わせている仲間との戦いが始まります。綱引きのテーマのように、北秋田市の未来を切り拓く、みんなの力でこの地域の未来、そして君たちの未来を切り拓くようなそういう大会にしてほしい 」などとあいさつ。
また、秋田北鷹高校の松橋憲吾生徒会長は「北鷹高校として2回目の大綱引き大会を開催できうれしく思います。クラスと団結し、優勝目指してがんばりましょう。また、地域の方々と一丸となるいい機会なので、地域の方々と楽しみ、盛り上げていけるようにがんばりましょう 」などと生徒を代表しあいさつ。
大会には、高校生22チームのほか、商工会・商店会チーム、JA鷹巣町チーム、同校PTAチーム、同校職員チーム、市役所職員チームから各1チームの計27チームが参加。チームは男子10人と女子5人の混合チームとし、対戦はトーナメント表によって行われ、1回戦から準々決勝までは1回勝負の1本先取制とし、準決勝からは2本先取制で行われました。
高校生は学校のクラスごとにチームが結成され、揃いのオリジナルシャツを身に着ける気合の入ったチームもあり、それぞれクラスの団結力を出して試合に臨みました。準決勝には、チームの組み合わせによって2勝から3勝で勝ち進み、3年N組チーム、 2年R組チーム、3年F組 チーム、JA鷹巣町 チームが進みました。
準決勝第1試合は、 3年N組チームと 2年R組チーム が対戦し、 3年N組 チームが2本連続で先取し、予選の疲れを見せず圧倒的な強さで引き勝ちました。
準決勝第2試合は、 3年F組 チーム と JA鷹巣町 チーム が対戦しました。試合は昨年の覇者 JA鷹巣町 チーム が優位かと思われましたが、高校生が若さあふれる力を出し2本連続で引き勝ち、決勝への切符を手にしました。
決勝は、高校生チーム同士の対戦となり、両チームとも3年生のチームが勝ち上がりました。選手や応援のクラスメイトたちは試合前に円陣を組み、「優勝するぞー」、「絶対勝つぞー」などと気勢を上げて試合に臨みました。試合は、両チーム互角の試合運びを見せていましたが、3 年N組チーム が粘りと底力を見せ 3年F組 チーム から2本連取し同大会を制しました。
この日の 鷹ノ巣駅前・銀座通り商店街は、 選手たちを応援する生徒や市民の大きな声や笑い声が響き渡り、明るくにぎやかな1日となりました。