2012年06月23日
コンテンツ番号1781
節目の年を地域の人たちと共に祝う
(2012.6.23)
社会福祉法人七日市保育園の創立50周年記念式典が、6月23日(土)に同園で行われ、園児や保護者、地域の関係者らが参加し、50年という節目の年を祝いました。
七日市保育園は、昭和37年に七日市部落会館を使用し、常設保育所七日市保育園として創立。昭和39年1月に法人施設として認可を受け、名実ともに乳幼児保育施設として発足した当園の卒園生は1,068人にのぼります。
記念式典では、はじめに近藤直夫・理事長が「人口減少や少子高齢化社会が進み、乳幼児が減少傾向にあり、定員割れで経営が厳しくなるのではと懸念していましたが、恵まれた環境と地域の皆さんのご協力により、健全な経営が図られています。また、保護者や関係者のご協力により、園舎の一部修復や遊具等の保育環境の整備を実施することができました。こうした地域の方々の思いに応えるため、21世紀を担う大事な子どもたちに、生活習慣を身に付けさせ、心身ともにたくましく意欲的に活動できる子に育ってもらうことを目標にし、役職員一同、力をわせ皆さんのご期待に添えるよう努力していきます」などと式辞を述べました。
続いて、来賓の津谷市長、市議会の堀部寿議員、保護者会の長岐修会長が祝辞を述べました。このうち、津谷市長は「長きにわたり地域の子どもたちを育てられ、本日、栄えある記念式典を迎えられましたことは、歴代の園長先生はじめ職員、理事の関係者の皆様、地域の皆さんの保育に対する情熱とご努力の賜物と、衷心より敬意を表します。七日市保育園創立時、当時の鷹巣町におけるこの地域の幼児教育は、私立の幼稚園保育園がその役割の主体を務めており、七日市保育園は七日市、沢口地区の保育拠点として、地域や家庭とともに、元気に育つ子どもたちに深い愛情を注いでこられました。大切な子どもたちの成長を第一に考え、よりよい保育環境を求めて石倉岱のこの場所に園舎を建設されましたのは、地域の悲願であったと伺っています。 適切な保育環境の充実を図りながら、また社会状況の変化に伴う多様なニーズに応えながら、七日市保育園は時代に則した保育サービスを提供してこられ、そうした環境の中で明るく元気に育っていった千人を超える卒園生たちも、今では立派に成長され、地元はもちろん市内外においてご活躍されていることは、まさに北秋田市の誇りです。多くの皆様のご支援をいただきながら半世紀にわたり地域乳幼児の保育を担ってこられた七日市保育園が、今後益々に発展されますよう心よりご祈念申し上げます」などとお祝いの言葉を述べました。
最後に園児たちがステージに並び、全員で園歌を歌いました。元気に歌う園児たちを見る来場者の方々からは笑みがこぼれ、歌い終わりには大きな拍手が送られました。