2012年06月24日
コンテンツ番号1773
ゼロダテアートセンター/タカノス
(2012年6月24日)
アーティストが新しい視点で地域資源を発掘し、より魅力的に伝えていこうと、ゼロダテアートセンタータカノス(仮称)が6月24日(日)、鷹ノ巣駅前の空き店舗にプレオープンしました。
オープンしたのは、おおだてNPOゼロダテ(代表:中村政人・東京芸術大学准教授)。大館出身のクリエーターが、地元を思う気持ちを共有し、新しい大館を想像する活動を行おうと6年前に発足。閉店した商店街のシャッターを開け、アート展やコンサートなどを開催しています。鷹巣は大館に次ぐ拠点となりました。
秋田県緊急雇用創出臨時対策基金を活用した「アーティスト・イン・レジデンス事業」を展開します。具体的には、アーティストが滞在し、県北部を中心とした「観光と文化の融合型ニューツーリズム」の調査や交流会、ワークショップ、トークイベント等の開催、首都圏等でのPRイベントの開催やインターネット、ソージャルメデア等での情報発信・情報収集を行います。
プレオープンイベントには県内外から約70人が参加。セレモニーでは、中村政人代表が「ここを通る高校生や初めて出会う人々の、いい意味で心に刻む瞬間を作れたらと思います。市民の中から、物をつくる喜びと、それを分かちあう場を作っていきたい」とあいさつ。来賓として虻川広見副市長が「つくる、つたえる、出会い、むかえるというコンセプトでオープンにこぎつけていただいた。何もない駅前といわれているが、ここを発祥基地にして、徐々に広げていこうと考えている。元気のある町をゼロダテの皆さんと一緒になってつくっていきたい」とあいさつ。
続いて、参加するアーティストの紹介や、取り組むプログラムの内容紹介が行われました。 また、ゼロダテアートセンタータカノスに滞在するアーティストで、北秋田市出身のシンガーソングライター、本城奈々さんのミニライブや、朝顔の育成を通して人の出会いや新しいコミュニケーションを生み出そうと、アーティストの日比野克彦さんが主宰 する「明後日(あさって)朝顔プロジャクト」のワークショップが行われました。
タカノスに在住するアーティストは、本城奈々さんと写真家の槌間七恵さん(大阪府)、船橋陽馬さん(男鹿市)、アーティストマネージャーの里村真理さん(神奈川県)、編集ライターの山田可恵さん(香川県)の5人。オープンは当面、午前10時から午後7時までで、火曜日は定休。地域に開かれた、アーティストに会える交流スペースとして、展開していくことになっています。