2012年06月29日
コンテンツ番号1767
地域に根ざした活動で食生活改善を
(2012.6.29)
平成24年度鷹巣阿仁地区食生活改善推進協議会(佐藤由紀子会長)の総会が6月29日(金)、森吉コミュニティセンターで開かれ、会員ら約50人が出席し今年度の事業計画などを審議しました。
同協議会は、健康づくりのための食生活の普及と会員相互の連携を密にし、地域住民の健康増進に寄与することを目的に設置され、北秋田市と上小阿仁村の食生活改善推進委員で組織します。
はじめに佐藤会長が「この会は各支部の会員の皆さんがお会いできる年1度の会です。鷹巣阿仁地区の食生活推進員として一堂に会することも大事だと思います。また、今年は鷹巣支部長の戸澤イサヲさんが秋田県食生活改善推進協議会長表彰を受けられました。おめでたいことです。さて、食生活が健康の基本になることは皆さんよく知っていますが、いざ実行となるとなかなか難しいものです。秋田県の健康寿命は、男性が70.4歳、女性が74歳だそうです。今年は、秋田減塩意識革命推進事業が盛り込まれ、市町村単位のイベントや全体講習が予定されています。また、秋田県食生活改善推進協議会の50周年記念事業もあります。行事が盛りだくさんの24年度ですが、今年も皆さんでがんばりましょう」などとあいさつしました。
続いて、秋田県北秋田地域振興局鷹巣阿仁福祉環境部の熊谷義美次長が「食生活改善推進員の皆様と連携し、今年も県では減塩に力を入れています。食品の摂りすぎは生活習慣病の発症と深い関係があり、本県においても生活習慣病による死亡率が高く、平成23年の人口動態統計によると、がんによる死亡率は15年連続で全国1位、脳疾患も全国3位という残念な状況です。今年度は秋田減塩意識革命推進事業として、まさに革命を起こす気持ちで減塩に取り組み、その一環として減塩推進研修会も予定しています。地域に根ざした皆様の活動は、非常に貴重なものですのでどうかお力をお貸しください。県民とともに食生活改善を推進していきたいと思います」などと述べました。
次に来賓として、津谷市長が「近年、食生活は変化してきており、生活様式や食生活が変わることにより、心身の健康を阻害するような事が見られます。地域住民の方が元気で暮らすことが前提でありますので、そのための正しい食生活の定着やその知識や技術、手法に関する普及啓発活動、地産池消を取り入れた活動というものが大変重要になってきており、皆様の活動が大きく期待されています。そういう意味で、この後の総会や研修会が、皆様にとっても、北秋田市、上小阿仁村にとっても実り多い会になるとことを祈念します」などと激励しました。
引き続き行われた総会では、平成23年度事業報告及び収支決算、会計監査の報告、平成24年度事業計画案、規約改正案が提案され、承認されました。また、鷹巣支部長の戸澤イサヲさんが秋田県食生活改善推進協議会長表彰を受賞した報告がありました。
昼食を挟み午後からの研修会では、はじめに活動報告が行われ、鷹巣支部の戸澤イサヲさんが「生活習慣病ワースト25ステップアップ事業」、合川支部の佐藤由紀子さんが「食生活改善推進員リーダー北海道・東北ブロック研修会」について、それぞれ活動を報告しました。
この後、上小阿仁協議会のメンバーが指導する軽運動「体を動かそう」が行われ、参加者は体操で体をほぐしました。研修会の最後は、秋田県薬剤師会の会員で森吉薬局の佐々木徹薬局長が、「生活習慣病とお薬」と題して講演を行い、参加者は熱心に聞き入っていました。