2012年05月02日
コンテンツ番号1771
地域医療を守る新診療所として開所
(2012.5.2)
北秋田市米内沢字林の腰地内で増改築が進められていた米内沢診療所の開所式が5月2日(水)、同診療所で行われ、津谷市長ほか関係者が参列し、新診療所の完成を祝いました。
同診療所は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造1階建926.04平方メートル、工事費2億974万5850円。平成23年5月12日から設計委託に着手し、平成23年10月27日から工事が始まりました。平成24年3月31日には工事及び備品の納入も完了し、着工から約1年の歳月を経て、この度の開所に至りました。
開所式では、はじめに津谷市長が「米内沢診療所は、平成23年3月末の北秋田市上小阿仁村病院組合解散に伴う公立米内沢総合病院の廃止をうけ、森吉地区の地域医療を守る観点から、同年4月1日に市が新たに開設しました。 診療所の開所から1年が経過し、老朽化した病院施設での診療や診療所としては非効率的な構造であることなどから、維持費のかかり増しや利用者に対するご不便をおかけする状況が続いていました。 このような中、県の地域医療再生基金を使わせていただき、利用者の利便性向上や診療所機能の充実、 加えて施設の効率的な運営を目的とした増改築工事を行い、今月7日から新診療所での診療を開始する運びとなりました。当地域は少子高齢化により、高齢者の独り暮らしや高齢者のみの世帯が著しく増加する傾向にあります。このような中、この米内沢診療所は地域住民の生命を守り、安心して暮らし続けるためにも、地域の一次医療を支える柱として、無くてはならないものです。本日の竣工を契機にその重要な役割を改めて認識し、その使命を果たすべく、職員ともども心を合わせて努めます。今後とも当診療所の運営につきまして温かいご支援とご指導をお願い申し上げます 」などと式辞を述べました。
次に森川光晴事務長が事業経過報告の述べた後、佐藤吉次郎市議会議長が「高齢化が進む当地域では、地域医療の充実が最も求められています。当診療所が改築により利便性が図られ、利用しやすい新診療所として開所するわけですが、市民に安全で良質な医療を提供しながら、地域に根ざした医療機関として、市民に愛される診療所となることを期待しています」などと来賓を代表してあいさつを述べました。
続いて、高橋賢郎所長が「昨年4月から米内沢総合病院から引継ぎ、米内沢診療所として診療を開始してきましたが、待合室では広すぎるためなかなか暖まらず、患者さんにも大変ご不便をお掛けしました。以前と比べ狭くなったように感じると思いますが、身の丈にあった広さと機能性を備えました。これからも地域医療の担い手として、職員一同、診療に励んでまいります」などとあいさつを述べた後、診療所の入口で、津谷市長、佐藤議長、高橋所長の3人によるテープカットが行われました。
米内沢新診療所では、5月7日(月)から次のとおり診療が開始されます。
診療科目 | 診療日 | 診療時間 |
---|---|---|
内科 | 月〜金 第1・3・5土 | 午前9時から午後5時 |
小児科 | 月〜金 第1・3・5土 | 午前9時から午後5時 |
整形外科 | 毎週水曜日 | 午前9時から |
脳神経外科 | 毎週水曜日 | 午前11時から |
心臓血管外科 | 毎月第1金曜日 | 午前9時から |