2012年05月11日
コンテンツ番号1757
命を守るため母の思いをいっぱい込めて
(2012.5.11)
平成24年度北秋田市交通安全母の会(伊東和子会長)の総会が5月11日(金)、中央公民館で開かれ、会員ら約40人が出席し今年度の事業計画などを審議しました。
同会は、母親の立場から、特に子どもと高齢者の交通事故防止と飲酒運転の撲滅を図り、家庭の平和と幸せな生活を築くため、交通安全指導や交通事故防止活動を推進するために結成され、旧4町の交通安全母の会をもとに平成17年4月に設立されています。
はじめに、伊東会長が「春の全国交通安全運動に合わせた総決起集会や街頭指導、新入学児童の交通安全教室など、特に子どもと老人を交通事故から守る活動を進めてきました。24年度も命を守るために母の思いをいっぱい込めながら、活動していきましょう」などとあいさつ。
続いて、来賓の仲谷茂好生活課長が「交通安全の施策の推進に対し多大なご協力をいただき厚く感謝申し上げます。市では、市民一人ひとりの交通安全意識の高揚を図ろうと、昨年度、交通安全計画を策定し取り組んでいます。目標達成には、母の会はもとより関係団体の協力が不可欠です。交通事故の犠牲者を一人でも少なくするため、そして安心、安全のための活動推進を祈念します」などと津谷市長のメッセージを代読。
同じく来賓で、北秋田警察署の古屋建一交通課長が、「交通事故の発生状況は、5月9日現在、北秋田管内では、19件の人身事故が発生し、死者1人、負傷者34人と昨年と比べて増加しています。昨年、管内では、死亡者、件数、負傷者数ともに減少しています。この要因は、皆さん方のボランティア活動のおかげ。交通事故は減少しているが、横断歩行者の事故が増加している。現在、横断歩行者が被害にあわないよう、手で合図しあう運動を展開中です。皆さんの活動によって、運動の浸透をより深く図っていきたい。警察署としても、地域住民のために、地域住民とともに、安全を推進してまいります」などと述べました。
議事では、平成23年度の事業実施報告、決算報告が行われたほか、季別の全国交通安全運動などのへ活動を盛り込んだ事業計画案や予算案が承認されました。
このあと、交通安全宣言では、「地域や家庭で交通安全についての話し合いを推進します」、「子どもとお年寄りを交通事故から守るため、積極的に一声掛けるようにします」、「飲酒運転の撲滅を期し、家庭や地域ぐるみの運動を推進します」、「車に乗ったときは必ずシートベルトを着用します。子どもにはチャイルドシートを着用させ、かけがえのない子どもの命を守ります」などと宣言し、交通安全への決意を新たにしました。
議事終了後、北秋田警察署の古屋課長による交通安全講話が行われ、会員らは熱心に聞き入っていました。