2012年05月13日
コンテンツ番号1756
グラウンドに響き渡る歓声、浦田小では最後の運動会
(2012.5.13)
市内各小中学校の運動会が5月の連休明けから始まり、5月13日(日)は最多となる13小学校の運動会が開催され、五月晴れの下、徒競走や遊競技でグラウンドに子どもたちの歓声が響き渡りました。
13日に行われたのは、鷹巣小、鷹巣東小、綴子小、鷹巣中央小、鷹巣南小、鷹巣西小、合川小、合川東小、合川北小、米内沢小、浦田小、前田小、阿仁合小の13校。
このうち、米内沢小学校との学校統合のため、今年度限りで閉校となる浦田小学校(神成寿寛校長、児童数23人)では最後の運動会。
午前9時から始まった運動会は、「浦田っ子みんなのきずなでかけぬけろ」のテーマのもと、たくさんの保護者や地域住民らが見守るなか、23人の児童が、青組と赤組に分かれ元気よく入場行進。
開会式では、神成校長が「浦田小創立137年目、そして最後の運動会にたくさんの方々がかけつけてくれました。今日の運動会では、皆さんの力を十分発揮して、友だちとの絆、家族との絆、地域との絆、そして浦田小学校との絆を深めてほしい。皆さんががんばることにより、家族を元気づけたり、地域を元気づけたりしますので、精一杯がんばってください。また、最後の運動会ということで、地域の皆さんにもお声をお掛けしたら、たくさんの方が来てくれました。今年は老人クラブの方々の種目に加え、地域の方々も参加できる種目も計画しました。どうか、最後の運動会にふさわしいように、地域みんなで浦田小学校を盛り上げていただきたいと思います。思い出に残る運動会になるよう力いっぱいがんばりましょう」などとあいさつ。
来賓を代表して、市教育委員会の三澤仁教育長、浦田小後援会の柳山敏幸会長が祝辞を述べました。このうち三澤教育長は「小さな大学校浦田小学校が、今年度を持って残念ながら幕を閉じることになりました。今日は最後の運動会ということで、中学生も地域の方々もたくさん君たちの運動会を見に来ました。最後の運動会ですので、みんなの心にすっと後々まで残るよう、楽しい運動会にしてほしいと思います。浦田っ子は、賢い子ども、やさしい子ども、たくましい子どもを目指してこれまでもすばらしい成果を上げてきましたので、その成果を今日の運動会でも思う存分発揮してほしい」と述べたあと、「フレーフレー浦田っ子、ファイトーファイトー浦田っ子」と力強くエールを送りました。
来賓祝辞のあと、6年の久住栞(しおり)さんが「いよいよ137年の歴史ある浦小の最後の運動会がやってきました。全校23人全員がかけっこや綱引き、応援などで持っている力を少しずつ集め、大きな力となるように今日一日がんばっていきましょう。今日集まってくれた、家族、地域、先輩の皆さん、本当にありがとうございます。皆さんの応援に応えられるように精一杯がんばります。全校の皆さんも思い出に残る運動会になるように、あきらめず最後まで走りぬきましょう」などと児童を代表してあいさつ。
続いて、同校の卒業生である森吉中学校1年の白沢理奈(りな)さんが「浦小最後の運動会で悔いが残らぬよう精いっぱいがんばってください」などと励ましの言葉を贈ったあと、6年の柴田彩冬(さいと)さんと、1年の加賀広海(ひろみ)さんが声を合わせて「僕たち選手一同は、全校児童23名と、地域や家族の皆さんと力を合わせて、ゴールまで走り切り、最後の運動会を大成功させることを誓います」と元気よく選手宣誓をしました。
児童たちは「100メートル走」や「持久走」、「全員リレー」などでグラウンドを思い切り走り回ったほか、「遊競技」や「応援合戦」、「鼓笛パレード」を披露しました。また、保護者や地区住民らも「ビン釣リレー」、「宝さがし」、「水ため競争」などに参加し、最後の運動会を地域全体で楽しみ交流を深めていました。
12日に行われた阿仁中学校(雨天のため体育館で開催)と、13日に行われた市内小学校の運動会の様子を写真でご紹介します。阿仁合保育園は、12日、阿仁合小学校と合同で行っています。