2012年05月15日
コンテンツ番号1768
221人の学生が生涯学習に意欲
(2012.5.15)
高齢者の生涯学習講座「高鷹(こうよう)大学」(佐藤善壽学長)の入学・開講式が5月15日(火)、市文化会館で開かれ、新入生を含む大学生・大学院生が今年度の学習活動をスタートしました。
市では、各地区で「合川大学(合川地区)」「森吉大学・前田大学(森吉地区)」「阿仁生き活き大学(阿仁地区)」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び、活動しています。
高鷹大学は、高齢者が学習や研究発表を行う場として市教育委員会が主宰しているもので、鷹巣地区の55歳以上の市民が対象。今年度は新入生を含め221人の学生と大学院生が、多くの講座やクラブで学びます。
一般の大学と同じように最初の過程(大学課程)が4年、卒業後の次の過程(大学院課程)が4年、さらに学習を深めたい方は永年の研究過程の学生として継続して学び続けることができるユニークな生涯学習の組織。今年度のクラブ数は、詩吟、陶芸、習字、俳句、園芸、ふるさと研究、写真など13。それぞれ10人から40人ほどが所属しています。また、全体行事として市内探訪(6月)、全体講座(9月)、社会見学(10月)、芸術鑑賞(8月)、学園祭(時期検討中)、合同講座(2月)などが計画されています。
開講式でははじめに、佐藤学長が今年入学した22人の新入生を氏名点呼したあと、総長の三澤仁教育長が「佐藤学長から氏名点呼で名前を呼ばれた新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今年度の高鷹大学は、22名の新入生を加えて学生総数221名となりました。そして、講座数13、教授陣は12名をそろえて出発することになりました。大学の理念は、自らの生きがいの創造に向けて一生懸命勉学に励むということでありますので、どうか健康に留意されてこの一年間勉学に、そして様々な活動に取り組まれることを期待します」などと激励しました。
続いて、来賓の津谷市長、長崎克彦市議会副議長が祝辞を述べ、このうち津谷市長は「皆さんはこの高鷹大学で様々なことを学ばれ実践され、生き生きとこの北秋田市で過ごしていただきたい。そして、大学で身に付けた知識や、これまで皆さんが経験してきた知識を私たちにも教えていただきたい。そのつながりを広げていただくことが北秋田市の元気になると思います。皆さんをお手本として、若い人や子どもも含めてこの北秋田づくりにがんばっていただけるものと期待しています。皆さんのご健勝を祈念し、皆さんの高鷹大学での過ごし方が私たちにとって大きな力になることとを祈念します」と祝辞を述べました。
クラブ講師の紹介のあと、新入生を代表して五代儀則子さん(元町)が「入学式を開催していただき、身の引き締まる思いでいっぱいです。今日からは、講師の先生をはじめ、諸先輩の指導を仰ぎ、学生の誇りを胸に真摯に学びます」と決意を述べました。
開校式終了後、第1回講座として秋田大学北秋田分校の濱田純分校長による講演、「〜子どもは未来を見て育つ〜」が行われ、学生たちはメモを取るなどして熱心に聴講していました。