2012年04月05日
コンテンツ番号1735
児童76人で新たな歴史がスタート
(2012.4.5)
合川地区の統合校として開校する市立合川小学校(三浦栄一校長、児童数76人)の開校式が4月5日(木)、同校で開かれ、児童や教職員、関係者など約150人が出席し開校を祝いました。
同校は、北秋田市小学校再編整備計画(合川地区)により、合川東、合川西、合川南、合川北の4小学校を統合し合川小学校として再編するもので、平成24年度は児童の減少による複式学級の解消などを目的に、先行して合川西と合川南の2校を統合し合川小学校として開校します。校舎は旧合川西小の校舎を使用します。新校舎は合川中学校敷地内に同26年度中に完成予定で、同27年度には合川東と合川北の2校も統合し、新校舎での学校生活が始まる予定です。
式では、国歌斉唱のあと校旗授与が行われ、津谷永光市長から三浦栄一初代校長に新しい校旗が手渡されました。
津谷市長は「合川西小学校と合川南小学校がそれぞれの長い歴史と伝統に幕を閉じ、本日、北秋田市立合川小学校としての新たな出発を迎えました。合川小学校の開校は、過疎や少子高齢化に伴い児童数及び学級数が減少していく当市の学校教育の現状を鑑み、統合による集団活動における学力向上や各種行事の活性化を図り、子どもたちのより健やかで豊かな心を育んでいくことを目指すものです。65名の在校生の皆さんは、まだ新しいお友達と一緒になったばかりで緊張していることとは思いますが、これから入ってくる11名の新入生を加えた76名の児童の皆さんが、元気に駆けまわりながら楽しく学校生活を過ごしていく姿を想像すると私も今から心躍る気分になります。この合川小学校が地域の豊かな自然と心温かい地域の人々の愛情のもと、次世代を担う子どもたちを健やかに育て、新たな歴史と伝統の礎となっていくことを心から祈念します」などと式辞。
藤田良博県教育庁北教育事務所長、佐藤吉次郎市議会議長の祝辞のあと、感謝状贈呈が行われ、同校の校歌を作曲したポップスデュオ「ダックスムーン」メンバーの木村孝明さんと、同じく校歌を作詞した三浦校長に津谷市長から感謝状が贈られました。
校歌披露では、ピアノの伴奏に合わせ児童たちが元気に新しい校歌を歌いました。校歌披露のあと、三浦校長が「津谷市長様からすばらしい校旗を授与していただき、今全校で声高らかに新しい校歌を歌い、本当に合川小学校が誕生したのだなと、学校に魂が宿ったのだなという思いを強くし、身が引き締まる思いです。皆さんは新しく誕生した合川小学校の最初の在校生として誇りを持ち、一人一人が持てる力を精いっぱい発揮し、明るく夢いっぱいの学校をつくってほしい。また、3年後は北小と東小の皆さんも合川小学校で学ぶことになります。ふるさと合川にひとつとなる小学校に、礎を築けるひとつひとつの歴史を積み重ねながら、校歌にあるように、遥かな未来まで続く光り輝く合川小学校を一緒につくっていきましょう」などとあいさつ。
続いて、6年の田中優衣さんが「今日、私たちが合川小学校の記念すべき一期生として生活をスタートさせました。この日のために、西小学校と南小学校の交流学習をたくさん経験してきました。もう、たくさんの友だちでいっぱいです。これからの生活がきっと明るくて充実したものになると楽しみにしています。ふたつの学校がひとつになり、夢や希望が何倍にも大きくなりました。大きな学校でできることに全力で取り組み、地域の希望となるようにがんばります。これまでの学校生活に感謝しながら、さらに思い出深い学校をつくっていきます。先生方やお家の人、地域の方々、教育長さんをはじめ学校のためにお仕事をしてくださる皆さんと、これからの合川小学校をすばらしい学校にしていきたいです」などと児童を代表してあいさつ。
式の最後に、6年の松岡雪さんと成田海斗さんが開校記念してくす玉を開披し、紙吹雪や風船とともに「祝開校!光りかがやく北秋田市立合川小学校」の垂れ幕が降りると、会場からは大きな拍手が送られ、出席者全員で開校を祝いました。