2012年04月27日
コンテンツ番号1714
いつまでもお元気で
(2012.4.27)
天道ハキさんの100歳を祝おうと4月27日(金)、入所している阿仁養護老人ホームもろび苑(佐藤敏博施設長)を鈴木祐悦高齢福祉課長が訪れ、寿詞と記念品を贈り長寿を祝いました。
天道さんは、明治45年4月27日に上小阿仁村の大林で生まれ、 20歳で結婚し、3人の子供に恵まれました。夫の仕事の関係で中国へ渡りましたが、終戦で帰国。昭和22年から阿仁前田で行商や駄菓子屋を営み生計を支えてきました。昭和40年に夫が亡くなり一人暮らしを続けてきましたが、平成3年の台風19号で家屋が被災したため、旧阿仁町養護老人ホームに入所し現在に至ります。
天道さんは、手先が器用で、最近まで裁縫や編み物を得意としてきました。現在は車イスの生活ですが、トイレ、車イスでの移動も、ほとんど自分で行うことができます。
寿詞と記念品の贈呈は、同施設の職員と利用者合わせて約50人が見守るなか行われました。鈴木課長は、天道さんの歩みを紹介しながら「からだを大事にし、元気に過ごされますよう祈念します」とあいさつ。天道さんが「このような会を開いていただきありがとうございます。これからも皆さんと一緒に楽しく丈夫に、生きたいと思います」とお礼のことばを述べました。続いて、天道さんが「月の砂漠」を元気な声で歌い上げると大きな拍手が沸き起こりました。また、利用者から手作りの花束、職員からは色紙が贈られ、苑内みんなで100歳を祝福しました。
100歳以上の北秋田市民は、今回100歳を迎えられた天道さんを含め、男性3人女性25人の合計28人です。 (平成24年4月27日現在)