2012年02月17日
コンテンツ番号1602
秋田内陸縦貫鉄道の平成24年3月17付けダイヤ改正に関する記者会見が2月17日(金)、阿仁庁舎で開かれ、概要が説明されました。
記者会見には、酒井一郎・秋田内陸縦貫鉄道株式会社代表取締役社長、工藤信夫・北秋田市副市長、倉橋典夫・仙北市総務部長が出席して行われました。
はじめに酒井社長が「当社の平成24年度経営改善計画の達成をより確実なものとするため、経費削減策については着実に実行しなければならない。お客様にはできるだけご不便がかからないような形で取り組みましたが、このようなダイヤ改正になりました」と述べ、概略を説明しました。また、ダイヤ改正と経営改善計画の位置づけとしては「24年度からは4本の減便になり、動力費など1千万円以上の削減効果があると見込んでおり、目標達成のため、着実な実績としてしっかり確保できるようにしたい」と述べました。
今回の改正は、JRの時刻改正に伴い接続列車の時刻が改正されるため、朝夕の通勤通学時間帯の接続列車時刻が改正されるほか、利用の少ない列車の見直しなどが行われたものです。
このうち、利用の少ない列車の廃止では、鷹巣駅〜阿仁合駅間で、阿仁合駅発5:37発と鷹巣駅発6:39発の2本、阿仁合駅〜角館駅間で比立内駅発20:44発と角館駅21:24発の2本がそれぞれ廃止となります。また、朝に始発列車を廃止するため、通学時間帯の列車の混雑を考慮し、阿仁合駅発6:41発の列車が2両編成で運行されます。
急行列車の見直しでは、急行もりよし2号角館駅11:13発が12:17発に改正され、現在2両編成を基本として運行していたが改正により1両に単車化が行われます。また、地域からの要望を受けて、新たに「上桧木内駅」に停車し、地域の利用促進が図られます。
また、角館駅発の最終列車が廃止となるため、改正後最終となる列車の時間帯が繰り下げられ、角館駅20:27発となります。改正は平成24年3月17日(土)です。
記者からの質疑応答では、廃止の便の利用状況について「日によって違うが1列車3人から4人ぐらい。利用している人にはご理解をいただきたい」と述べました。また、高校性の利用については、昨年に比べ52人ほど増え、1日平均200人の利用状況で、要望に応えて2両となったことを説明しました。
目標の赤字削減について、どのようなことを見込んでいるかについては「観光路線を強化し、新しい乗客による収入増で目標達成を図って行きたい」などと述べました。
ダイヤ改正に関する問い合わせ
秋田内陸縦貫鉄道株式会社運輸部
電話0186-82-3231