2012年01月02日
コンテンツ番号1583
新春恒例の「大太鼓叩き初め」が1月2日(月)、大太鼓の館で行われ、4張りの綴子大太鼓が帰省客など大勢の見学者が見守る中で、今年1年の安全と地域発展を願い大音響をとどろかせました。
大太鼓叩き初めは、大太鼓の館と物産館への誘客、施設での無事故や市の発展などを祈願するため毎年1月2日に行われているものです。
この日は、綴子上町・下町の大太鼓保存会、市、市議会、観光・物産関係者が出席、また一般関係者も含めおよそ150人がセレモニーを見守りました。
始めに神事が執り行われ、4張りの大太鼓の前に設けられた祭壇に津谷市長ほか参列者がそれぞれ玉ぐしを奉天し、今年の安全と地域発展などを祈願しました。
続いて、津谷市長が「この大太鼓が、上町と下町一緒に演奏されるのは、綴子の祭典とこの叩き初めの2回しかなく大変貴重な機会ですので、どうかこの大太鼓を充分楽しんでいただきたい。昨年は様々な出来事があった激動の年でしたが、皆様におかれましては、この叩き初めを聴いて晴れやかな気持ちで新年のスタートを切っていただきますと共に、健康でご多幸な年でありますよう御祈念いたします」などと新年のあいさつを述べました。
続いて、綴子大太鼓保存会を代表して下町大太鼓保存会の藤島勝政会長が「太鼓は昔、通信手段として使われ、戦の際にも出陣の合図として使われていた。また、太鼓の音は心臓の音に似ており、太鼓の音と心臓の音が重なり合うことで、人は気持ちが高まり戦でも士気を鼓舞する役割があったと言われている。皆さんには今日この太鼓の音を聴いていただき、今年一年に向け気持ちを高めてほしい」などとあいさつしました。
また、大太鼓の館指定管理者である桜場倫鷹巣観光物産開発株式会社代表取締役社長が「今までもこの大太鼓の館は、各メディアを通じて幅広くアピールしてきた。今後も大太鼓の館、情報プラザ、物産館とそれぞれ連携しながら、誘客を図っていきたいと考えている。今後とも皆さんのご協力をお願いします」など述べました。
このあと、上町・下町大太鼓の保存会にみなさんによる叩き初めが行われました。上町大太鼓保存会と下町保存会がそれぞれ2曲を演奏。そして両保存会による4張り合同で太鼓が打ち鳴らされ、来場者の皆さんは大太鼓の大きく響き渡る音と、体全体に伝わる振動に驚いていました。