2012年01月04日
コンテンツ番号1576
平成24年北秋田市消防出初式が1月4日(水)、森吉地区で開催され、消防団員や婦人消防隊ら537人が森吉コミュニティセンターから森吉総合スポーツセンターまでを行進しました。
この日は穏やかな天候に恵まれ、鷹巣、合川、森吉、阿仁の4支団計27分団が一糸乱れぬ行進をし、隊列の後には市・各分団の消防車両も加わり士気の高い団結した姿を披露しました。
隊列は、市立米内沢診療所で津谷永光市長、北林榮消防団長、杉渕敬輝消防長の観閲を受け、沿道で見守る市民に無火災と市民の生命・財産を守る意気込みを示しました。
行進終了後、森吉総合スポーツセンターで行われた式典では、津谷市長が「昨年、3月に東日本大震災が発生し、8月には豪雨災害などにより、当市でも甚大な被害を受け、改めて災害の恐ろしさを痛感した1年であった。そのような中、団員の皆さんは被害を最小限に抑えることを優先に迅速に活動され、市民の期待と信頼が高まっている。また、近年の災害の複雑化、多様化と相まって団員皆さんの役割は益々重要になってきている。災害の無い町づくりこそが市民の安全安心、そして市勢の発展に直結するものであり、市としても防災対策に努めていますが、皆さんにおかれましても更なるご精励と団結力の強化、社会環境の変化に対応した消防力の強化に期待します」などと式辞を述べました。
また、北林団長が「昨年は、地震を始め多くの自然災害が多発し、当市でも集中豪雨により甚大な被害が発生した。それにより消防団員の出動回数も多くなり、皆さんには災害防御に活躍いただいたほか、火災現場でも迅速、適切な消火活動が行われ、日常も火災予防活動など地域自主防災の中心的役割を担っていただいている。今後も郷土愛護の精神の基、連携を密にして団員一丸となって防災活動に当たることを約束し、災害の少ない年であることを願います」などと訓示をしました。
この後、功労表彰が行われ、秋田県知事表彰(有功章10人、40年勤続章7人、35年勤続章5人、30年勤続章9人、25年勤続10人、20年勤続章27人)、秋田県消防協会表彰(功労賞6人、10年勤続章18人)、秋田県消防協会大館北秋田支部表彰(功労賞9人)、北秋田市長表彰(精勤章21人)がそれぞれ団員に授与され、受賞者を代表して森吉第4分団の森川和憲副団長が謝辞を述べました。
また、秋田県消防協会大館北秋田支部主催の防火作文の表彰では、最優秀賞を受賞した櫻田有香さん(森吉中2年)、優秀賞3人と優良賞5人の方々を代表して庄司ひまわりさん(森吉中2年)に賞状が伝達され、最優秀賞の櫻田さんが防火作文を朗読しました。
続いて、北秋田市議会議員、秋田県議会議員、北秋田警察署長ら多くの来賓が参列したなか、代表して佐藤吉次郎 市議会議長、秋田県知事(長谷部勝 北秋田地域振興局長代読)、近藤健一郎 県議会議員、北林丈正 県議会議員、進藤勘一郎 北秋田警察署長から祝辞がありました。
終わりに、団員一丸となって市民の安全安心を守ることを誓い、北秋田市消防団前団長の鈴木由太郎さんの万歳三唱で出初式を締めくくりました。