2012年01月07日
コンテンツ番号1580
北秋田地区交通指導隊連合会(長岐兼雄会長、隊員58人)と北秋田地区防犯指導隊連合会(畠山東会長、隊員48人)の安全祈願式及び観閲式が1月7日(土)、阿仁ふるさと文化センターで行われ、新年を迎え、交通事故と犯罪の未然防止へ誓いを新たにしました。
北秋田地区交通指導隊連合会は、北秋田市と上小阿仁村の交通指導隊で組織され平成18年3月30日に発足。交通指導隊の適正な運営とともに、北秋田警察署管内における交通安全運動の推進に取り組んでおり、現在隊員数は北秋田市50名、上小阿仁村8名の合計58名です。
北秋田市地区防犯指導隊も同様に、市と村の防犯指導隊で組織され同年3月30日に発足。犯罪のない明るい社会をめざして管内における地域住民の防犯意識の高揚とともにパトロール等の防犯活動に取り組んでおり、現在隊員数は北秋田市42名、上小阿仁村6名の合計48名です。
この日は、両隊ともはじめに今年1年間の事業の円滑な推進と活動中の安全を祈願し、津谷市長、中田吉穂上小阿仁村長、進藤勘一郎北秋田警察署長による観閲を受けました。
交通指導隊の観閲式では、観閲のあとに津谷市長が「昨年の震災を教訓として、この地域をいかに安全安心にするためどうしていくかが我々行政に与えられた使命だと思います。様々なかたちで地域の方々の安全安心に向かって進んでいますが、高齢化が進んでいるこの地域では交通弱者の方々をいかに救っていくかが重要。降雪期にこれだけ雪の多い北秋田市、上小阿仁村で、これまで以上に皆さんの力が必要です。健康に留意し、地域の方々の安全安心のため、交通事故防止のためこれまで以上に尽力をお願いします」などと激励のあいさつ。
続いて、中田村長が「上小阿仁地区が昨年の暮れ、2000日の無事故の表彰を受けることができたのも地域の交通安全に関わる皆さんの日頃の活動が報われたものと思います。新しい年を、新しい目標のスタートとしてこれから皆さんと共に啓発活動に取り組んで行きたい」などと、進藤署長が昨年の交通事故の状況を報告しながら「皆さんの継続して行われている活動が今日の交通事故の減少につながっている。皆さんの活躍に北秋田市民、上小阿仁村民から大きな信頼と期待を寄せられています。どうか交通指導隊員としての誇りと使命感を持って活動していただき、悲惨な交通事故から地域住民の安全安心を守るためになお一層のご尽力を賜りたい」などとそれぞれ激励のあいさつをしました。
これに対し、北秋田地区交通指導隊連合会の長岐会長は「交通事故を無くすことが地域住民の共通の願いです。願いと努力にもかかわらず依然として多くの交通事故が発生しています。我々交通指導隊員は悲惨な交通死亡事故ゼロを願い、交通安全の重要性を広く地域住民に浸透させるため関係する機関や団体などと連携を図りながら『子どもと高齢者の交通事故防止、飲酒運転の根絶、シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底』に全力で取り組みます」と決意を述べました。
一方、防犯指導隊観閲式でも、観閲のあとにそれぞれが激励のあいさつ。このうち津谷市長は「地域住民の方々が犯罪のない安全で安心な地域を作るため、自分たちがどうやって行くべきかしっかり判断、認識をしていかなければならないが、その意味では皆さんの活動はたいへん重いものがあり敬意を表します。犯罪のない住みよい北秋田市、上小阿仁村づくりのため、行政として一生懸命頑張って行くところですが、皆様におかれましても防犯指導隊という崇高な使命をしっかりもち、健康に留意されご活躍いただきたい」などと激励。
北秋田地区犯指導隊連合会の畠山会長は「人間の絆、人を思いやる心が見直されています。我々隊員もそれぞれの各種団体と連携を取りながら絆を倍にし、この1年間、この地域から犯罪やその他不幸な事故の撲滅のために精一杯活動するすることを誓います」と決意を述べました。