2012年01月12日
コンテンツ番号1569
北秋田市商工会女性部(和田テヱ子部長)主催の2012年新春交流会が1月12日(木)、市中央公民館で開催され、商工会員、各団体長など約400人が出席して新年を祝いました。
年頭恒例の新春交流会は、各地区で名刺交換会として商工業者や行政、各団体長らが参加して行われているもので、合併後市内一本化での開催は3回目となります。
交流会は、はじめに北秋雅楽会(長岡博司会長)のみなさんによる雅楽演奏が披露されて始まり、参加者全員で国歌と唱歌「一月一日」を斉唱。市民憲章を全員で朗読した後、主催者を代表して和田部長があいさつに立ちました。
和田部長は、東日本大震災による被災地の一日も早い復旧と復興を願いながら「私たち中小零細企業にとって地域経済を取り巻く環境は厳しいものがあります。北秋田市は県とタイアップして住宅リフォーム緊急支援事業を実施しており、この事業の波及効果によって地域経済の冷え込みが緩和され、24年度も継続事業として検討いただきたい。昨年、秋田北鷹高校が開校し、伊勢堂の森の学舎に集う学生達が希望に満ちて大きくはばたいてほしいと願っています。本年は日沿道の二ツ井白神から今泉間の整備が本格着工することが決まり、七座の山間に工事の槌音が響き、活気づくのも遠くない日。新年を迎え、地場産業である農林業の活性化と地域商工業の景気が回復して希望の持てる年になってもらいたい。今年の干支はたつ、震災を受けた日本が昇龍のように力強く回復して前進することを期待します」などと新年のあいさつをしました。
来賓として出席した津谷市長は、震災による影響など昨年を振り返りながら「まちがいなくこの地域はポテンシャルのある、力のある、そして豊かな素材がある地域。自信をもってみなさんにPRして多くの方々に喜んでいただけるような北秋田市づくりに邁進していきたい。いろんなことがあった平成23年でありましたが、一つ一つ、24年という年に皆さんの声を聞きながら職員共々頑張って行きたい。平成24年が希望のある、夢のある年であっていただきたいし、皆さんのご商売はじめ、皆さんが明るく笑いながら暮らせるような年であっていただきたい」など年頭のあいさつを述べました。
続いて伊藤公夫北秋田市商工会長が「買い物弱者というのが非常に進んでいる状況。商工会では今年、そのような人たちに生活物資を渡すルート、システムが作れないか研究することにしました。行政及び福祉、皆さんの協力が必要ですが、地域を安心して暮らせるまちにするため、日常の物資が届くよう、そして健康状態などが把握できるようなシステムをなんとかやっていきたい。昨年は卯年で今年は昇龍。卯から辰へ、うだつが上がりますようにいっしょに頑張っていきたい」などとあいさつを述べました。
このあと、祝宴では商工会女性部有志による祝舞が披露され、長谷部勝北秋田地域振興局長の音頭で乾杯。出席者は互いに新年のあいさつを交わしながら景気の見通しなどを話題に交流を深めていました。