2013年12月03日
コンテンツ番号1534
空き家等の適正管理に関する条例案等を上程
(2013.12.3)
平成25年北秋田市議会12月定例会が12月3日(火)に招集され、平成25年度一般会計補正予算案など36件の議案等が上程され審議が始まりました。
上程された案件は、空き家等の適正管理に関する条例の制定など条例案が16件、平成25年度一般会計補正予算、国民健康保険特別会計補正予算など予算案が10件、指定管理者の指定についての単行議案3件、専決処分の報告1件、陳情6件の36件。
このうち、平成25年度一般会計補正予算案は、歳入歳出の総額にそれぞれ1億6599万3千円を加え、222億9388万8千円とするものです。
歳出の主なものは、 障害福祉システム改修事業1108万8千円、更生医療給付事業 1010万9千円 、福祉医療給付事業2250万4千円、子ども・子育て支援システム構築事業1043万9千円、企業支援型地域雇用創造事業279万8千円、松くい虫防除対策事業500万円、秋田県市町村振興資金の繰上償還等1億367万6千円などを計上しています。
本会議では、会期を12月13日までの11日間と決め、平成25年度北秋田市一般会計補正予算案などの議案が上程され、それぞれの議案説明と大綱質疑が行われました。上程された議案は各常任委員会に付託され、12月9日から委員会審議に入ります。
大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第121号(北秋田市空き家等の適正管理に関する条例の制定について)
質問
自治体の条例を見ると、強制力を持っているところとそうでないところがあるが、どう研究されたか。
答弁
他市町村がどんな考えのもとで、作成されたがは詳しく調べていないが、強制力のある条例ができているから、解体代執行ができるかについては、顧問弁護士から問題があるだろうと回答をいただいている。仮に代執行を行うとすれば、建築基準法等の法律に則って行うことが妥当だと考えている。
質問
条例の11条に、「当該危険な状態を回避するため、必要な最低限度の措置を講ずることができる」とあるが、必要最低限度の措置とはどのようなものか。
答弁
少なくとも倒壊等により、隣接する住宅、人体、資産等に影響を及ぼさないようにすることであり、詳細については、それぞれの現場の状況で異なってくると考えている。
質問
条例第5条は、市民等が「市長にその情報を提供するものとする」とし、市民に義務を課すような条文となっているがどうしてか。
答弁
市民の方々が通報した際、通報した方と通報された当該所有者とのトラブルを防ぐためにも条文で定め、通報したことの正当性を担保したもの。
議案第123号(北秋田市営スキー場条例の一部を改正する条例の制定について)【質問
質問
今回条例の一部改正を行うに至った経緯は。
答弁
薬師山スキー場の指定管理者が、条例と異なった運用を行っており、監査委員から指摘を受けたことと、利用者が使いやすいよう実態に即した条例に改正した。
質問
交付の日から施行するとしているが、スキーシーズンに向けて、周知は間に合うのか。
答弁
薬師山スキー場は、スキー場に来られた方が利用券を買い求めるが、昨年まで発行していた利用券と大きな開きがないので、ご理解いただけると思っている。
質問
指定管理者制度上、年度途中で事業収支を変えることは、あまり好ましいとは思えないがどうか。
答弁
今回の改定は、指定管理者と数度にわたり協議した結果、条例改正による年間の利用料については大幅な変更はないと推計し、指定管理料の変更は行わないことにした。
議案第137号(北秋田市大太鼓の館の指定管理者の指定について)
質問
黒字になった場合、納付金はどうするのか。
答弁
毎年年度協定を結んでいるが、結ぶにあたっては、前年度の状況を勘案しながら、納付金ではなく指定管理料の限度額内で増減を協議調整していくことになる。