2013年12月17日
コンテンツ番号1519
内陸線が「産業観光まちづくり大賞特別賞」を受賞
(2013.12.17)
第7回産業観光まちづくり大賞で特別賞を受賞した秋田内陸縦貫鉄道株式会社の酒井一郎代表取締役社長が12月17日(火)、市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
産業観光まちづくり大賞は、平成19年度に公益社団法人日本観光振興協会によって設立され、観光による地域振興の新しい手法として注目されている「産業観光」による観光まちづくりを実践し、他地域の模範となる優れた事例を表彰する制度です。産業観光に取り組む地方自治体や観光協会、商工会議所、NPO法人などを対象に幅広く募集を行い、審査が行われました。
第7回目となる今回は、同社による沿線地域の自然や文化、温泉、産業などの地域資源を鉄道という交通手段を介して、観光振興や観光客誘致に積極的にとり組んでいる点や、地域住民を巻き込んだ企画列車や田んぼアートなどの設営、アテンダントなどの工夫などが評価され、鉄道会社としても、秋田県の団体としても初めての受章となりました。
この日、受賞報告に訪れた酒井代表取締役社長は「これまで商工会議所やNPO法人が受賞していたが、企業が受賞するのはあまり例がなく名誉なことだと思っている。受賞の理由としては阿仁鉱山の歴史やマタギの文化などを活用しているほか、地元の方々と一緒に取り組んできたことが評価された。これからもしっかりと頑張っていきたい」などと報告をしました。
報告を受け、津谷市長は「来年の表彰式が小坂町で行われるということで、全国からたくさんの方がこの地域を訪れることに期待している。以前、鉄道が廃止となって寂れてしまった町を見てきたが、今回の受章を励みにして頑張ってほしい」などと述べました。