2013年11月23日
コンテンツ番号1486
息を合わせて軽やかなバチさばき
(2013.11.23)
第23回北秋田鷹巣祇園太鼓審査会
北秋田鷹巣祇園太鼓振興会(今立明代表)による第23回北秋田祇園太鼓審査会が11月23日(土)、文化会館で開かれ、会員らが日頃鍛えた演奏技術を競い合いました。
北秋田祇園太鼓振興会は昭和61年、旧鷹巣町の「太鼓の里づくり構想」に合わせ、鷹巣銀座通り商店会の青年部が北九州市の「小倉祇園太鼓」にならい取り組み出したのが始まりで、小学校への和太鼓が配置され子どもたちに指導が始まり、平成5年に「鷹巣祇園太鼓振興会」が結成されました。
振興会ではその後、会の活動目標に青少年の健全育成、生涯教育の奨励などを掲げ、各地区の小学校などで太鼓の指導を続けながら、現在に至っています。これまで指導を受けた子どもたちは1700人を越えています。この日も審査に臨んだ小学生を中心に、多くの叩き手が審査会に参加しました。
開会式では、中高生、一般による八丈太鼓によるオープニング演奏が行われ、市内小学校の児童がそれぞれ個人演技の部へ14組、団体演技の部に7団体が参加し、これまでに練習を重ねた成果を発表しました。
また、審査のほかにも阿仁公民館移動奨励室チーム、心身障害者福祉施設合川新生園の「祇園太鼓クラブ」、ALT(外国語指導助手)チームがゲストとして出演。そして、鷹巣盆歌太鼓と盆踊りが披露されました。鷹巣南中学校・鷹巣中学校有志・北鷹高校の生徒らが友情出演し、保護者や中高生による演奏の後は、発表審査会の締めくくりとして出演者全員が参加しての100人打ちの合同演奏でフィナーレを飾りました。
祇園太鼓は、2人の打ち手が太鼓の両面に横向きに立ち、ジャンガラと呼ばれるスリ鉦をリード役に「ドロ打ち」(表)と「カン打ち」(裏)の2人が独特のリズムを繰り返し叩き合うもので、素朴でありながら伝統の重みを感じさせる打法は和太鼓の原点といわれています。