2013年10月11日
コンテンツ番号1451
関係機関の連携で安全安心な地域を
(2013.10.11)
全国地域安全運動に伴う出発式が10月11日(金)、北秋田警察署で行われ、地域の安心安全を守る防犯活動が始まりました。
この運動は、地域安全に資する関係機関・団体及び警察が、地域安全活動をさらに強化するとともに、相互間の連携を図り、安心して暮らせる地域社会の実現を目的に全国的に行われています。
この日の出動式には、北秋田市と上小阿仁村から北秋田市防犯協会、北秋田地区防犯指導隊連合会、鷹巣地区及び森吉地区の少年保護育成委員などの関係機関から約40人が参加しました。
始めに秋田県防犯功労者の表彰が行われ、北秋田市防犯協会鷹巣地区坊沢支部の長崎 功・副支部長、北秋田市防犯指導隊の相馬勇一・班長、上小阿仁防犯協会兼防犯指導隊の小林憲二・隊員の3名に表彰状が手渡されました。
続いて、北秋田警察署の高橋豊署長が「犯罪件数は年々減少傾向にあり、北秋田管内でも9月末で昨年度比30パーセントを超える減少率になっている。これは地域の防犯団体、行政機関、警察が一体となって行なったロックパトロールや子供見守り活動などの地道な活動が功を奏したと思っている。最近は送りつけ商法や特殊詐欺が大変増えており、県内だけでも2億円を超す被害が出ている。この地域安全運動を機に高齢者の方々に、こういった詐欺が県内でも起こっていることを注意喚起してもらいたい。皆さんと共に安全な街、地域を作っていきたいと思いますのでご協力をお願いします」などとあいさつしました。
次に来賓の津谷市長が「日頃より皆様には、防犯パトロールや児童・生徒の登下校時の見守り、声かけ活動などを通じ、地域の安全安心のためにご尽力いただいていることに、心から敬意を表します。この地域は北秋田警察署と関係機関の皆さんのおかげで犯罪件数は減少しています。しかし、最近の犯罪は子どもや女性、高齢者といった弱い立場にある方を狙った詐欺などが高度化しており、市でも消費生活相談窓口を開設していますが、相談件数は増加傾向にあります。この全国地域安全運動で地域の方々に啓発していただくことにより、1件でも多く被害に遭われる方がいなくなるよう、皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと考えていますので、特段のご協力とご支援をお願いしたい」などと激励のあいさつを述べました。
この後、警察署前では、たかのす中央保育園児たちが元気いっぱいの『バターもち体操』を披露して参加者を激励。参加者は畠山隊長の号令でそれぞれパトロール車両に乗り込み、園児が手を振るなか警察署を出発し、各地区に分かれパトロールを実施しました。この運動は10月11日から20日の10日間実施されます。