2013年10月19日
コンテンツ番号1430
生け花五流派と寺院の競演
(2013.10.19)
阿仁合地区の寺院を会場に「阿仁いけばな芸術祭」が10月19日(土)始まり、市内外から訪れた人たちが五流派による生け花の作品を鑑賞しました。
阿仁合駅周辺の400年前後の歴史を持つ6寺院に生け花作家の作品を展示することで誘客を図ろうと秋田内陸縦貫鉄道株式会社が主催したもの。生け花のイベントは、駅に各流派の作品を展示した昨年の「いけばなパフォーマンス」に続いて2回目です。
小原流能代支部の工藤豊真さんと佐藤豊智さんは福厳寺に、華道緑葉式の関春月さんは専念寺、嵯峨御流秋田司所の石田テル甫さん、加藤千弘甫さん、鎌田雅甫さん、佐藤喜久恵甫さん、松橋すずゑ甫さんが長福院、草月流秋田県支部の藤澤和交さんが法華寺、近藤陽雪さんと永井陽信さんが善勝寺、竹青華道会の小平露星さんと小塚悦園さんが善導寺に作品を展示。
この内、近藤陽雪さんと永井陽信さんが善勝寺の山門前に展示した「あげは蝶の装い」は、南天とグロリーオーサの花、竹、流木を使用し、くずのつるで、あげは蝶の足を表現した作品。訪れた人たちは、斬新な作品に足を止めて見入ったり、写真を撮ったりしながらじっくり鑑賞していました。
また、生け花の鑑賞とともに、寺院の所縁が紹介されている案内板を見たり、境内を歩きながら歴史に触れていました。
期間は10月31日まで開催されます。