2013年10月27日
コンテンツ番号1412
愛犬のレベル向上を目指して
(2013.10.27)
公社法人日本警察犬協会東北北海道支部連合会秋田県支部(北林丈正支部長)主催の2013年警察犬奥羽日本訓練チャンピオン決定競技会が10月27日(日)、北空港ふれあい緑地で開かれ、嘱託警察犬などが日頃の訓練の成果を競いました。
同競技会は18回目を数え、平成19年からは毎年北秋田市で開催されています。今競技会には、県内をはじめ東北各県や関東地域から、嘱託警察犬24匹のほか、訓練士犬や一般犬など合わせて117匹がエントリーしました。
開会式では大会会長の北林支部長が「警察犬の育成は、愛犬家の皆さまの日ごろの努力と愛情に支えられているが、本競技会を通じてレベルの向上、会員相互の交流が深まり、警察犬協会に対する理解が深まることを期待しています」などとあいさつしました。
競技会は、プロ(訓練士)とアマチュア(一般愛犬家)の部に分かれて、匂いをかぎ分ける「選別」、特定の人の足跡を追う「追及」、指導士の指示のとおりに行動する「服従」の部門で行われました。警察犬種であるジャーマンシェパードやラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーなどの他、ダルメシアン、ボーダーコリー、ジャックラッセルテリア、コーギーなどの犬種も出場しました。
競技のひとつ「選別」は、5つの布から特定の匂いが付いた布を嗅ぎ分けて持ってくるもの。「選別」でより高度になると、わざと該当する匂いの無い布ばかりを置いて、犬が何も選別しないで戻ってくると合格というものもあるそうです。
日本警察犬協会の会員は全国に約1万人、支部は約100支部あり、各支部では年1回の競技会が開催され、優秀な犬の育成が行われています。秋田県警察では、年に1回警察犬を決める審査会が開催され、合格した犬は嘱託警察犬として1年間、犯罪者や行方不明者の捜索などに活躍しています。