2013年10月31日
コンテンツ番号1419
北秋田市民歌の歌詞が決定
(2013.10.31)
北秋田市民歌制定委員会の亀谷健樹委員長が、10月31日(木)、市役所を訪れ、同委員会が選定した市民歌の歌詞を津谷市長に報告しました。
市民歌の制定ついては、26年度に実施を予定している市政10周年施行事業に合わせた市民歌の公表を目指し、昨年の12月26日に北秋田市民歌制定委員会が設置され、これまで検討されてきました。
市民歌の歌詞については、今年の7月1日から9月30日の期間で、募集をしたところ50件の応募があり、10月29日に開催された制定委員会での審査の結果、岡部剛機〈おかべ たけき〉さん(=奈良県)の歌詞が最優秀賞に、簗瀬 均〈やなせ ひとし〉さん(=湯沢市)、穐山定文〈あきやま さだふみ〉さん(=山梨県)、福原勝紀〈ふくはら かつのり〉さん(=北秋田市)の3氏が優秀賞に選ばれました。
この日、報告に訪れた亀谷委員長は、最優秀作品を津谷市長に手渡し、「全国から50編の応募があり、作者の名前などは見ずに厳正かつ慎重に検討した結果、この作品を最優秀賞に決定した。一部、選定委員会で補作しているが、作者にもすでに了解を得ている」などと報告しました。
また、審査の基準については、「小学校の中学年以上の人が、読んで理解のできる歌詞であることと、将来ずっと歌われるものなので、格調が高く、歌いやすい歌詞にしたいと考えた。また、今回の応募作品を見ると『大野台』、『伊勢堂岱』、『マタギ』、『大太鼓』 という固有名詞が多くあったが、北秋田市全体のバランスを考えると、歌詞にはできるだけ入れない方が良いという方向で話し合った」などと説明しました。
報告を受け、津谷市長は「多くの応募作品の中から、北秋田市の姿を表し、市民の方々が夢と希望が持てる歌詞を選ぶということで、たいへんご難儀をお掛けした。旧町や各地域の歴史や文化は大事にしていかなければならないが、そういったものを入れていくと、合併した北秋田市という全体の一体感が薄れてしまうのではという心配があった。地元の方々だと、やはり自分の地域の想い入れが強いため、その言葉が一番先にでてしまう。今回、県外の方が選ばれたが、客観的に北秋田市をみて、表現してくれた詩なので逆に良かったのかもしれない。市民歌は北秋田市の融和と、これから市を支える若い人が希望、夢をもってもらえるための励ましの歌でもあると思っている。いろいろな配慮をしながら歌詞を決定していただき、たいへん有り難く思っている」などと感謝を述べました。
今後は、作曲者の応募をしている27人に今回決定した歌詞を送り、平成26年1月31日までに作曲していただくことになります。その中から選定委員会で選考し、平成26年3月中の完成を目指します。
北秋田市民歌 歌詞 最優秀作品
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空を仰げば 森吉の
峰は気高く そびえ立つ
若い力と 人の和で
幸せ築き 進み行く
ああ 誇らしい 北秋田
希望に輝く ふるさとよ -
水はきらめく 米代と
阿仁の流れが つむぐ夢
めぐる季節も 鮮やかに
豊かな恵み 幸を呼ぶ
ああ 麗しい 北秋田
命を彩る ふるさとよ -
浪漫漂う 縄文の
遙かな歴史 受け継いで
理想抱いて はずむ声
文化の花も 咲き香る
ああ 愛おしい 北秋田
未来へ羽ばたく ふるさとよ
歌詞は、未来へと羽ばたく活気あふれる北秋田市の姿を、北秋田市の風景の中に織り込み、表現したものです。幅広い世代の皆様に想いが伝わるように出来るだけシンプルな言葉を多用しています。そして、夢を抱いて希望に輝く北秋田市の姿が、浮かび上がるような市民歌に仕上げました。
(岡部剛機氏)