2013年09月14日
コンテンツ番号1350
いつまでもご壮健で心豊かな人生を
(2013.9.14)
平成25年度阿仁地区の敬老式が9月14日(土)、阿仁体育館で開かれ、約280人が参加し長寿を祝いました。
今年の敬老式対象者は市全体で8;352人(男2,948人、女5;404人)、そのうち阿仁地区の対象者は1;033人(男355人、女678人)です。また、阿仁地区で白寿を迎えられた方は2人(女2人)、同じく米寿は46人(男13人、女33人)、同じく75歳を迎えられ敬老者の仲間入りをした方は57人です。
式典では、はじめに津谷市長が「皆さんが歩んでこられた激動の時代には、私どもがとても想像もつかないようなご苦労もたくさんあったことと思います。しかしながら、苦しいときには情熱をもって、悲しいときには忍耐で、強い勇気と信念をもって、それぞれの道を切り開いて、今日の阿仁地区、北秋田市の礎を築いてくださいましたことに深い敬意と感謝を申し上げます。これまで皆さんが築き上げてくださいました地域のつながりをもとにして、元気一杯の阿仁地区、そして北秋田市づくりを目指し、精一杯頑張りますので、豊かな経験と知識を私たちに教えてもらい、地域社会を支える担い手として、今後も一層のお力添えをお願いします」などと祝辞。
つづいて、大阿仁小学校5年の石田麻樹(まき)さんが「おじいちゃんおばあちゃん、ありがとう」と題した敬老作文を朗読。石田さんは「今は毎日忙しくしていて、あまり休む時間がないけれど、おじいちゃんにもおばあちゃんにも無理をしないでほしいと思っています。だから少しでも仕事を手伝ってあげたいと思います。いつまでも健康で長生きしてほしいです」などと堂々と発表しました。
来賓を代表して吉田仁吉郎市議会議員、近藤健一郎県議会議員、北林丈正県議会議員がお祝いの言葉を述べたあと、新敬老者を代表して宮越貞範さん(銀山)が「私たちが小学校に入学したのが昭和20年4月で、授業はほとんどなく、朝学校へ行くと空襲警報の鐘が鳴り、学校近くの林へ逃げる訓練の毎日でした。やがて8月に終戦となり、ようやく授業が始まりました。先輩の皆さんは、戦争で苦労し、戦後の復興のために尽くされました。今後も皆さんの苦労に感謝しながら、後についていきたいと思いますので、今後もご指導をお願いします」などと仲間入りのあいさつ。
式典終了後の祝宴では、ステージでの踊りを観賞し、お互いの近況などを語らいながら楽しい時間を過ごしました。