2013年08月06日
コンテンツ番号1321
バーディグリーンミュージック代表の小山芳明さん
(2013.8.6)
バーディグリーンミュージック代表の小山芳明さん(66歳)が8月6日(火)、市役所を訪れ、北秋田市応援ソング「阿仁の里」のCD500枚とCDの売上代金3万円分の図書券を津谷市長に手渡しました。
バーディグリーンミュージック「あきた歌文化工房」は、秋田を歌で元気にしたいという小山さんと同じ想いを持つ秋田市や仙北市の音楽関係者が集まり平成22年4月に結成されました。
作曲は全て小山さんが手がけ、作詞、編曲、歌はメンバーがそれぞれを担当。秋田県内25市町村の応援歌を制作することを目標に活動しており、これまでに北秋田市や大館市、秋田市など県内の10市4町1村の応援ソングを制作しています。
また、バーディグリーンミュージックでは、制作したCDは基本的に団体や公の施設など地域に寄付していますが、レコード店でも販売しており、その売上代金は地域の図書館に図書券として寄付しています。
今回寄付されたCD「阿仁の里」は、小山さんが作詞、作曲、歌と全てを手掛けており、小山さんが生まれ育った阿仁の歴史が詰まった一曲。
市長にCDを手渡した小山さんは「知人から阿仁鉱山の歴史を何かの形として残せないかという話を受け、自分も阿仁の鉱山で育てられた身でもあるので、今回は歌とういう形で残そうと作らさせていただいた。地域の方々や、特に阿仁の地を離れた方々に、阿仁を偲んでもらいたいという気持ちで作った。これからお盆で帰省される方々もいますので、行政を通して多くの方々に聴いてもらえればと思っている」などと、この度の寄贈について述べました。
寄付を受け、津谷市長は「現在、阿仁地区はマタギ文化や森吉山、熊牧場など脚光を浴びているが、阿仁の鉱山は日本の3分の1以上の銅を生産し、日本の経済を支えていた場所。合併などもあり、その歴史を知らない市民も多くいる。市としてもこういった歴史を大切にしていかなければならないなか、このように歌でPRできることを嬉しく思っている。庁舎の窓口や公民館等での配付、ふるさと会の会場でCDを流すなどし、多くの方々に聴いてもらえるよう、大事に活用していきたい」などとお礼を述べました。
寄付されたCDは、本庁舎や阿仁庁舎をはじめ、阿仁公民館、大阿仁出張所などの市の関連施設、内陸線・阿仁合駅などの観光施設で無料配付するほか、様々なイベントの機会に流す予定です。