2013年08月28日
コンテンツ番号1297
地域の防災などついて意見交換
(2013.8.28)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会(森吉地区)が8月28日(水)、森吉コミュニティセンターで行われ、市民約40人が市長や市の担当者と地域の要望などについて意見を交わしました。
開会にあたり、津谷市長は「合併してから、まもなく10年という節目の年を迎えるにあたり、市民の皆さんの気持ちを一つにする意味でも市民歌を制定することにした。歌詞の募集を開始しているが、応募件数が少ない状況であり、森吉地区は成田為三先生の出身地でもあることから、ぜひこの地域からも多数応募してもらいたい。また、米内沢小学校の新校舎が完成し、温もりが溢れる校舎に、子ども達も生き生きと通学されているようです。子ども達が健やかに成長していただくためにも、これからも地域の皆さんのご支援をお願いします」 などと協力を呼びかけたほか、「最近の災害は、ピンポイントで想定外とされるものが全国的に発生しており、今月も隣の仙北市、大館市が大雨により甚大の被害を受けた。森吉山ダムの完成や河川改修により、この地域は平成19年のような大きな災害は起きないと思っているが、こうした状況のなか安全安心に対する備えはしっかりしておかなければならない。森吉地区は森吉山ダムを始め、たくさんの観光資源、大ブームとなったバター餅もあり、非常に注目されている。この地域がもっと発展するよう皆さんと力を合わせ、職員一丸となって努力していきたい」などとあいさつしました。
続いて、市から「平成25年度福祉の雪事業」、「空き家等実態調査」、「給食センターの建設」について説明がされ、このうち給食センターの建設については「市で直営する阿仁部の給食センターは全て30年以上経過し、特に米内沢の給食センターは45年と老朽化している。また、児童数の減少により、このままの運営では各センターの稼働率が40%台になる見込みで、効率的に運営していくためにも統合の必要があり、全地区50分から70分以内で配達可能な、旧米内沢病院を建設場所とした。供用開始は合川小学校の開校と同じく平成27年を予定している」などと説明。この後、市と参加者が地域の要望などについて意見交換をしました。
配布資料
参加者から出された主な要望や意見とその回答は次のとおりです
防災無線の精度が落ちて聞き取りづらい。最近は災害も多いことから、無線の修理をお願いしたい。
防災無線が鳴らない。
防災無線の型式が古く、部品によっては無いものもあり、機器を改良しながら使っているところもある。現地や施設の状況を一度確認してから回答させていただきたい。
浦田の除雪センター近くにある排水が、雨が降った時に何回か溢れており危険。改修をお願いしたい。
県と市の担当者が現地を確認しに行きますので、その際に自治会の代表者にも立ち合っていただき、結論を出したい。
毎年お願いしている長坂地区の道路改良工事は、これまで地権者と連絡が取れず工事できなかったが、この度、地権者と連絡が取れて承諾を得ることができた。市でも危険箇所ということは、把握しているはずなので、早期に着手してもらいたい。
地権者の方と連絡が取れたということで、改めて現地を確認し、道路をどのように改良すれば良いのかを自治会と協議させていただきたい。
小又道路は狭いため、一般車両が交差できない。市で観光振興を図る上で、重要な路線になることからも拡幅をお願いしたい。財政面で厳しいというのであれば、少なくとも待避所を設けるなどの対策を。
小又道路の拡幅はたいへん困難な状況にある。ご提案いただいた待避所については、可能なのかを自治会長の立ち合いのもと、現地で確認させていただきたい。
浦田小学校が閉校したが、避難場所は変わっていない。今後どのように設定するのか。
浦田小学校は閉校したが、しばらくは避難所として活用する予定。電気が通じないときには、発電装置を用意して対応する。なお、市の防災計画を平成26年度に改定する予定ですので、その際に避難所についても精査し、皆さんにお知らせします。
ハザードマップを全戸配布したが、無くしてしまった人もいる。市役所に行けばすぐにもらえるのか。
現在、在庫が少ない状況。増刷してお配りすることになるので、あらかじめ必要な部数を連絡していただきたい。
給食センターを建設した場合、今ある給食センターは解体するのか。また、隣接する『みたけ荘』も解体されるのではと、地域住民は心配しているが予定は。
老朽化していることから解体する予定。なお、跡地の利用については、今後の検討課題としている。
みたけ荘については、建物も老朽化しており、財政面からも解体という方向に向いていますが、これから協議を重ねて進めていきたい