2013年08月29日
コンテンツ番号1234
行政課題や地域の要望などで意見交換
(2013.8.29)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会(合川地区)が8月29日(木)、合川農村環境改善センターで行われ、市民約40人が市長や市の担当者と地域の要望などについて意見を交わしました。
開会にあたり、津谷市長は「去る8月7日に北秋田市の名誉市民であります元合川町長の畠山義郎先生がお亡くなりになりました。私自身も自分のことのように悲しんでおり、心よりご冥福を申し上げます。さて、4町が合併して8年を過ぎ徐々に北秋田市の形ができてきたのかなと思う。そういった中、市民歌を制定することにしているが、なかなか応募の少ない状況。合川地区は詩人の畠山義郎先生をはじめ、才能の優れた方も多いため、周りの方に声をかけていただければと思う。また、合川小学校の新校舎は平成27年4月の開校に向けて工事が進み、皆さんにはご迷惑をお掛けしていることと思うが、先般報道で発表されたとおり、秋田県・北秋田市の小中学生の学力テストの成績は全国でトップクラスにいる。また学力だけでなく、学校の先生や親、そして地域で子どもたちをしっかり見守っているおかげで、あいさつのできる立派な子どもに育っていく。そんな素晴らしい学校を作り上げるためにもご協力をお願いします」などと協力を呼びかけたほか、「森吉合川地区の簡易水道は、当初の計画より受益者が非常に少なくなってきたため、水道料金の値上げの問題などで県や国と協議を休止していたが、再開できる目途がたった。今の料金のままでいけるように県や国と相談しながら、この事業を進めていきたい」などと述べました。
続いて、市から「平成25年度福祉の雪事業」、「空き家等実態調査」、「統合合川小学校」について説明がされ、このうち統合合川小学校の建設については「新校舎の延床面積は4,137.63、内装に秋田杉をふんだんに使用した鉄筋コンクリート造りの2階建を予定している。校舎と渡り廊下で繋がる体育館は2階にホールを設け、大会などでチームの控え場所や、試合の観覧場所として使用できる。また、太陽光発電の設備を設置し、災害などで電気が止まっても、情報収集に必要なテレビや照明などの非常用電源として利用できる」などと説明。この後、市と参加者が地域の要望などについて意見交換をしました。
配布資料
参加者から出された主な要望や意見とその回答は次のとおりです
市営住宅入居者との連絡調整がうまくいかない時があるためまとめ役を作って欲しい
ゴミの集積などで自治会から苦情が来ているのは認識している。入居者の代表者や自治会の方々と、どのようにしていくかを引き続き検討していきたい。
財政破綻している自治体がある中、北秋田市の財政状況はどうなっているのか。
市民の皆さんの生活を守るためにも「福祉・医療」の分野には優先的にお金を使っていかなければならないが、地域からの様々な要望もあり、限られた財源の中で将来を見越した運用を考えている。 また、一部の大都市を除き地方自治体の自主財源は国からの地方交付税により賄われているが、本来であれば市の財源の要となるのは税金。それぞれ大変な中で税金を納めていただいているが、未納の方もいるため、税の公平さを保ちながら、市民の皆さんから信頼され、安心して税金を納めていただけるように努力していきたい。
広報無線が半年以上前に故障し、市へ修理などの対応をお願いしたが連絡が一切ない。連絡体制をしっかりとし、市民が安心して暮らせる北秋田市にして欲しい。
市職員へは「情報を共有し、スピードある対応を」という話をしているが、そのような事態になり大変申し訳なく思う。担当者に指示しながら対応したつもりでいたが、結果が報告されていないということで、お待たせしたことについて十分反省し、部下の指導にあたりながら、直ぐに対応させていただきます。
空き校舎になった旧合川南小学校を利用して企業誘致などが考えられないか。
働く場所を増やしてほしいという声はたくさんあり、市としても市内で操業する企業やその親会社、更にはその取引先の企業まで訪問し、雇用や仕事を増やして頂くように呼びかけている。難しい状況ではあるが、今後も1人でも多くの方の働く場所が増えるように活動していきたい。
空き家等実態調査結果では、合川地区の防災上危険な住宅がないことになっているが、南地区には道路に面した空き家が何軒かあり、いつ雪が落ちてくるかわからない状況。そういった危険度が高い空き家対策へ予算化できるのであれば早めに措置をして欲しい。
検討委員会で、空き家対策に対する条例を作る方向で話を進めており、段階を踏んで所有者に対して呼びかけることにしている。強制的に解体する場合、解体費を市で一旦負担し、所有者に請求することになるが、解体費を収めてくれる保証がないため、税金をどこまで投入するかバランスが難しい。条例は今年度中に議会へ提案する予定であるが、予算化は26年度以降の対応になると思われる。
鷹巣川井堂川線(県道24号)を横断する歩道橋が使用されなくなって数年が経ち、老朽化が激しい。地震などで崩壊した場合に大惨事になる可能性があるため、対応を。
歩道橋が老朽化していることは把握している。当時の資料を確認したうえで県と協議し、検討していく。