2013年08月30日
コンテンツ番号1280
平和への誓い新たに
(2013.8.30)
北秋田市戦没者追悼式が8月30日(金)、市文化会館で行われ、参列した遺族らが黙とうと献花などで戦没者の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにしました。
戦没者追悼式は、第2次世界大戦で亡くなった市出身者を追悼し、平和を祈念しようと開かれているものです。北秋田市の戦没者は約1700人。この日は、遺族ら約250人が参列し黙とうや献花などで戦没者の冥福を祈りました。
式典では、戦没者への黙とうのあと、津谷市長は「 戦没者の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族の皆様に心から哀悼の意を表するものです。今日の平和と繁栄は、祖国を想い、ご家族を案じつつ、心ならずも戦場に散っていった尊い犠牲の上に達成されたものであることを、私たちは決して忘れてはなりません。私たちは、再び戦争の悲劇が繰り返されることがないよう決意を新たにして、世界の恒久平和と人々の幸福を願いつつ、心豊かに暮らせる郷土を築くため、そして、震災を始めとする様々な危機を乗り越え、未来を切り開くべく全力を尽くして参ることを、ここに固くお誓い申し上げます」などと式辞を述べました。
つづいて、追悼のことばでは、佐竹敬久県知事代理で北秋田地域振興局の熊谷淳局長が「平和で豊かな今こそ、戦争のもたらす悲惨さと平和の大切さを若い世代に語り継いでいく責任があります。この追悼式に臨み、私たちは改めて世界各国との友好を一層深め、恒久平和の確立に貢献するとともに、先人から受け継いだ美しい山河を守り、県民が夢と希望を持って心豊かに暮らせる元気なふるさとの実現に向けて、全力を尽くすことを誓います」などと知事の言葉を伝えました。
つぎに、佐藤吉次郎市議会議長は「改めて御霊に顕彰申し上げ、平和を祈り、郷土の更なる発展に、市民の心を一つにすることは誠に意義深いものと存じます。今後、更に永遠の平和達成のため、北秋田市議会として、なお一層の努力をいたす所存であります」などと追悼のことばを述べました。
このあと、高橋久雄・北秋田市遺族連合会長は「今、私たちは、改めて皆さまの、ご遺徳を偲び、二度と苦しみ、悲しみの歴史を繰り返すことのないように、平和の尊さを子子孫孫に正しく語り伝えていくことをお誓いいたします」などと追悼のことばを述べました。
最後に、津谷市長、遺族会代表らがステージ中央の菊の花で飾られた祭壇に献花するとともに、客席の遺族らもホール内の献花台に献花し、戦没者の冥福を祈りました。